様々なシチュエーションでバカでシュールで時には下品に、そして時には知的に笑わせてくれるシットコム・シチュエーションコメディドラマのおすすめベスト5です。
一話の時間が短く、ちょっとした間に気軽に見れるのも魅力の一つです。寂しい夜、退屈な夜にBGMの様に流して楽しい雰囲気を味わうのもおすすめです。
特に評判が良く視聴して面白かったものを厳選しています。
グッド・プレイス
果たしてここは天国なのか。なんでもありの世界をテーマにした奇想天外なコメディです。TV批評家協会最優秀コメディシリーズ賞を受賞しています。
基本情報
放送:2016年~2020年
製作国:アメリカ合衆国
話数:
- シーズン1 全13話
- シーズン2 全12話
- シーズン3 全12話
- シーズン4 全13話
- 全4シーズン 完結
キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
クリスティン・ベル | エレノア・シェルストロップ |
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー | チディ・アナゴンエ |
ジャミーラ・ジャミル | タハニ・アル=ジャミル |
マニー・ハシント | ジェイソン・メンドーサ |
ダーシー・カーデン | ジャネット |
テッド・ダンソン | マイケル |
あらすじ
いい事をした人間は亡くなった後に”いい所”で楽しい生活を送ることができ、そうでない人間は”悪い所”で恐ろしい罰を受ける。
そんな世界で命を落としたエレノアが送られたのは、天国のようないい所。
しかしエレノアには生前にいい事をした覚えが全くなかった。
何故いい所にきたのか、果たしてこのいい所で暮らしていけるのか。
エレノアは正体がばれない様に善人のふりをするのだが・・・。
エピソード1
見知らぬ部屋で目覚めたエレノアは、目の前の壁を見ると緑色で”ようこそ!全てうまくいく”と書かれていた。
白髪の男に呼ばれてついていくと彼は「私はマイケルだ」と自己紹介を始める。
「ここはどこです?今の状況がわからなくて」と尋ねるエレノア。マイケルは「君は死んで地上での命を終えて宇宙における次の段階にいる」と語る。
「すごい、ステキ」と軽い調子のエレノアは「私はどんな最期だったの?」とマイケルに尋ねる。
「君がスーパーの駐車場で買ったものを落として拾おうとした時、店員がカートの長い列を置き場に戻そうとした。それが乱れて激突した」と告げるマイケル。
「それで死んだのね」と言うエレノアに「いや、まだ続きがある」と語り始めるマイケル。
「君は先頭のカートにつかまり、通りに投げ出されてそこに走ってきた広告トラックにひかれたんだ」と言って、不能な男性用の薬の広告だったことを付け加えるマイケル。
「しかも到着した救命士が君の元カレで..」と続けようとするマイケルをさえぎって「もう結構ありがとう」と告げるエレノア。
エレノアは「何より知りたいのはここが」と言い、上か下かと指をさす。「君が子供の頃教わった天国や地獄とは違う」と言うマイケル。
「だが死後の世界には”いい所”と”悪い所”がある」と言い「ここは”いい所”」と告げるマイケル。エレノアは「よかった」とホッとするのだった。
エレノアを外に連れ出したマイケルは、いい所を説明し始める。322人の住人と多くの建物が立ち並び、美しい街を形成していた。
「全て住人に合わせて緻密に計算されている」と説明するマイケル。「フローズンヨーグルトの店だらけね」と言うエレノア。
「まあみんな好きだからね」とマイケル。そして「映画が始まる」と座らされるエレノア。
”いい所”初日説明会と言う映像が流れ出し、エレノアを含め大勢が座りながらそれを視聴する。
映像にはマイケルが登場し「生前の行動がプラスかマイナスの値で評価されます」と説明を始める。
「死んだ時に初めて人生の価値が算出され、そこで高得点を得た最高の善人だけが”いい所”に来られます」「あなたたちには同じ地区にいるソウルメイト(魂の友)が一緒です」と説明してマイケルは終わりの挨拶をする。
提供は”手を繋いで眠るラッコ”と映像が出て説明会は終わるのだった。
「悪い所にいる意外な人は誰?」とマイケルに尋ねるエレノア。「モーツァルト、ピカソ、エルヴィスとリンカーン以外の大統領も」と言うマイケル。
「みんなが下なんて信じられない」と言うエレノアに「君は弁護士として無実の人々を救った特別な人だ」と話しながらマイケルはエレノアが住む家へと案内する。
中に入りモニターを付け「人生の出来事を君の視点で振り返れる」と映像を映し出すマイケル。
そしてウクライナでの人権活動が映し出される。その時チディが現れて「僕らはソウルメイトだ」と挨拶する。「すてきハグして」とエレノアはチディと抱き合う。
マイケルは帰り、エレノアとチディはお互いに自己紹介を始める。そしてエレノアは「何があっても私の味方よね?」とチディに尋ねる。
「もちろん誓う」と約束するチディ。ウクライナでの人権活動の映像を指差し「実は私弁護士じゃないしウクライナも行ってない」と告げるエレノア。
「ここに来たのは人違いで手違い」と語るエレノア。チディは「何だって?」と聞き返すのだった。
「じゃあ君は何をしていた?」と聞かれ、セールスとやっていたと言うエレノアは厳密には医薬品と言えず効果がない薬(粉乳)を老人を脅かして売りつけていたことを説明し、驚くチディに「5年連続で営業成績1位よ」と自慢気に語る。
「これはマイケルの試験かも」と言うチディは「全部打ち明ければ合格してのこれるんじゃないかな」と考える。
「バレたら”悪い所”行きがオチよ」と言うエレノア。チディがジャネットを呼ぶと空間から突然現れる。驚くエレノアに「私はここの情報案内ですと告げる」ジャネット。
「彼女はまさに歩くデータベースだ」とエレノアに教えるチディは、ジャネットに”悪い所”がどんな所か尋ねる。
「その質問だけはお答えできません」と告げるジャネットは「その代わりあちらの今の音声を少しお聞かせします」と音声を流し始め、凄まじい絶叫と助けを呼ぶ声、そして最後に「熊に口が2つある!」と聞こえて音声は途切れてしまう。
自分の正体を隠すようにチディに頼むエレノアに「僕はウソが嫌いだ」というチディ。「軽いウソもつかないなんてどんな仕事を?」と尋ねるエレノアにチディは「倫理学と道徳哲学の教授だ」と告げるのだった。
エレノアとチディの前にマイケルが現れて「タハニとジャニュだ」と紹介する。
「2人が今夜歓迎会を開く」と告げるマイケル。「おもてなしが好きなのよね」とジャニュに尋ねるタハニだったが、ジャニュは言葉を話さず頷く。
タハニは「彼は仏教の修行僧で戒律で沈黙を守ってるの」と説明する。
歓迎会が始まり、豪華な内装に驚くエレノア。チディは「一つ聞きたい」と言い「地上で君がした良い行いは何?」と尋ねる。悩むエレノアに「死ぬ直前の悪くない出来事でいいから」と言うチディ。
エレノアは、環境保護のチラシを配る青年にコーヒーの容器を投げつけ「環境を思うなら拾えば」と言ったことを思い出し「特に何もないわ」と告げるのだった。
歓迎会に集まる人々に話を聞くと立派な経歴の善人だらけでうんざりするエレノア。
マイケルがみんなを集めて「実はこの地区が私の初仕事なんです」と打ち明ける。沸き起こる拍手。
文句ばかりいって盗みを働こうとするエレノアを連れ帰るチディ。すっかり酔ったエレノアは、ブラの中にエビを詰めてきていて食べ始める。
ベッドに入ったエレノアは、チディに「面倒かけちゃってゴメン」と謝る。「いいさ」と言うチディ。「本当にいい人よチディ」とエレノアはつぶやきながら、眠りにつく。
翌朝目覚めたエレノアが外の騒がしさに窓を覗くと、たくさんのエビが空を飛び、建物より大きい巨大なテントウムシから逃げ惑うマイケルたちの姿があるのだった。
見どころ
巨大な生物が出て来たり、空を飛んでみたり、なんでもありのコメディです。
クリスティン・ベル演じる極悪非道な過去を持つエレノアと、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー演じる生真面目な教授のチディのコンビが楽しいです。
高飛車なタハニと、秘密をもつジェイソン(ジャニュ)、そしてたびたび呼ばれるジャネット、全員少しづつ変化していく性格や人間関係も見どころですね。
特にエレノアがいい所(グッド・プレイス)にきて、どのように変わっていくのかも注目ポイントです。
またいい所には隠された秘密もあり、徐々に明かされていく衝撃の真実も楽しめます。
一話完結が多いシットコムには珍しいストーリーがきちんと進んでいく作品です。ある程度1話で区切られていて見やすさもちゃんとあります。
また、テッド・ダンソン演じる飄々としたマイケルが見せる様々な顔が本作の雰囲気を作り出しています。
大爆笑というよりはシュールな展開になんかじわじわとくる感じの笑いが面白い作品です。
レビュー
- 笑い
- ストーリー性
- キャスト
- テンポ
グッド・プレイスを視聴できる配信サービス
グッド・プレイスは現在Netflixでのみ配信されています。Netflixオリジナルなので他で視聴できるようになる可能性は低そうですね。
デリー・ガールズ 〜アイルランド青春物語〜
1990年代のアイルランド、デリーを舞台にしたイタくて楽しい青春コメディです。アイルランドのアカデミー賞といわれるIFTA賞のテレビ部門で、最優秀コメディ賞を獲得しています。
基本情報
配信:2018年~2022年
製作国:イギリス
話数:
- シーズン1 全6話
- シーズン2 全6話
- シーズン3 全7話
- 全3シーズン 完結
キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
シアーシャ=モニカ・ジャクソン | エリン・クイン |
ルイーザ・ハーランド | オーラ・マックール(エリンの従兄弟) |
ニコラ・コクラン | クレア・デブリン |
ジェイミー・リー・オドネル | ミシェル・マロン |
ディラン・ルウェリン | ジェームズ・マグワイア |
タラ・リーン | マリー・クイン(エリンの母) |
トミー・ティアマン | ジェリー・クイン(エリンの父) |
イアン・マッケルヒニー | ジョー・マックール (エリンの祖父) |
キャシー・キエラクラーク | サラ叔母さん (オーラの母) |
あらすじ
高校生活に怖気づくエリン、クレア、ミシェル、オーラ、ジェームズの5人組に、初日早々思わぬ事件が起きる。
エピソード1 前半
私の名前はエリン・クイン。16歳でデリーという街に住んでいる。ロンドンデリーとも呼ばれるこの街は、アイルランドの北西にある。ここに住むのは幾分複雑な気持ちと言えるわ。デリーに住んだらどこにも隠れられないの。
街の人全員が知り合いで何でも筒抜けなのよ、だから時々私は心底こう願うの、独りにになりたい。
眠るエリンの横で彼女の日記を読むオーラ(エリンの従兄弟)。目覚めたエリンは驚く。
リビングに行き「我慢の限界だわ、そのうち私のパンツも履きそう」と母に告げるエリン。「パパの前で恥ずかしい」と言うマリー(エリンの母)。
「いとこのパンツなら平気」と言うオーラ。「爆弾が見つかったぞ」と告げるジョー(エリンの祖父)。
爆弾で渋滞のニュースが流れ「バスはやめとけ、送ってやれよ役立たず」と婿であるジェリー(エリンの父)に告げるジョー。「仕事が忙しい」というジェリーにジョーは「アレがか?」「マリーに近づくな」と言い放つ。
「もう結婚して17年だよ」とジョーに言うジェリーは「子供は2人いて愛し合ってる」と告げる。「ウソくさ」と言うエリン。「仲間にお前の過去を探らせてるからな」と言うジョー。
奥からサラ(オーラの母)が現れ「朝早いわよ」と言うオーラ。「あなたも早起きね、もっと寝てなさい」と告げるサラに「今日から学校」とマリーが教える。
デニムのジャケットを来て学校に行こうとするエリンに「ちょっと、ブレザーはどうしたの?」と驚くマリー。
エリンは「好みの服を着ることに決めたの」と言い、怒るマリーに「悪いけどブレザーは着ないわ」と反抗する。怒ったマリーは「ジェリー、木のスプーンを」と頼むのだった。
オーラと一緒にクレアと合流して学校に向うエリン。デニムのジャケット着てきたクレアは「なぜよ、今年は個性を出すんでしょ」とブレザー姿のエリンに怒る。
エリンが「ママに脅されたの」と告げると「じゃあ私もやめる」とジャケットを脱ぐクレア。
駄菓子屋に行きお菓子の匂いをかぐクレア。「食べないの?」と聞かれ、クレアは「エチオピアのための断食」と告げる。
寄付の金額を「2ポンド」と言うクレアに。「それで助かるの?」と疑問を投げかけるエリン。
クレアは「ひどい環境なのよ」と語り始め「神父様がカマルのビデオを見せてくれた」「10歳の少年が毎朝井戸まで25マイル歩く」と説明する。
「井戸が楽しいから?」と尋ねるオーラ。「25マイルってどのくらい?」と尋ねるエリン「バリーボッフィーくらい」と告げるクレア。「それじゃあクタクタよ」と言うエリン。
クレアの熱弁に買おうとしたお菓子を戻して、寄付をすることにしたエリン。店主のデニスが現れ「触ったら買う、それが掟だ」とエリンに告げる。
「掟じゃない」と言い返すエリンに「俺がそう言ってる」と怒鳴るデニス。「カマルにあげるからお金がない」と言うエリン。
「カマルってなんだ?」と言う店主に「バリーボッフィー出身のエチオピア人」と教えるオーラ。「デニスも寄付して」とカマルの写真を見せるクレア。デニスは「出ていけ!」と叫ぶのだった。
店の外にでると青年を見かけ「あら、デイヴィッド・ドネリー」と緊張するエリン。
「普通にしててよ」とみんなに頼み、笑い声をあげ「なにそれ?本気?」とひとりで言いながらデイヴィッドに近づいていくエリン。
「誰と話してるの?」と突っ込むクレア。そのときデイヴィッドがエリンに「ライターある?」と話しかける。「タバコは吸わないの」と答えるエリンは「吸ってればよかった」とつぶやく。
「あるよ」とオーラはライターを投げ「私も吸わないけど物を溶かすの」と告げる。「ステキなポスター」と言って彼の後ろのポスターを指すエリン。「よかったら今夜みんなこいよ」と誘うデイヴィッド。
「本当は私だけ誘いたいんでしょ」と言うエリン。「ジェシカおばさんの事件簿を見なきゃ」というオーラ。名残惜しそうにデイヴィッドに話しかけるエリンを引っ張り、学校に連れて行くクレア。
学校に向かうエリンたちの後ろから「マ◯ー◯ァッカー」と声をかけてくるミシェル。昨日見た映画の影響で、2人の男がハンバーガー片手に人を撃ちマ◯ー◯ァッカーが口癖だったと語るミシェル。
ミシェルの後ろに男子生徒がいて「その子は誰?」と尋ねるエリン。彼は「ミシェルのいとこのジェームズだ」と自己紹介する。それを聞いたオーラはエリンに「変な音が混じってる」とつぶやく。
「イギリス訛りだよ」「キャシー叔母さんの息子なの」と説明するミシェルは「叔母さんが複数の男との浮気がバレて離婚したんだ」とエリンに説明する。
「ナヨナヨしてるけど何で男が?」と疑問を持つエリン。「男子校に行かせるには心配だってさ」と言うミシェル。
みんなでバスに乗り込む。バスには【聖母女学院】と書いてあるのだった。
バスに乗り、席がないと気づいたエリン達。ミシェルは奥の座席に座る下級生に気付き「私達は高2、あれはヒヨッコ1年生」と言い、1年生たちに「席を開けな」と脅す。
数人がどこうとするが、その中の一人が「そのまま!」と言い全員席に戻る。「どかなきゃ痛い目に遭う」と告げるミシェルだったが「やれば」と言う1年生。
戸惑ったミシェルが「放課後にボコる」と言うと「放課後に会いに行くわ」と言い返す1年生。
「姉と一緒に行くわ、マンディ・オコネル3年生よ」と言う1年生。「ビッグ・マンディの妹?」と驚くエリン。
「ええ」と告げる1年生。「撤退よ」とささやくエリン。「これは誤解だよ」と1年生をなだめようとするミシェルに「あっち行きな」と吐き捨てるように告げるマンディの妹。
エリン達は「恥ずかしい」といいながら前方へ戻っていくのだった。
見どころ
アイルランドの美しい景色と1990年の紛争が続いている独特な時代背景が絡み合う作品です。
建物など街並みも美しく撮られていて、シットコムという枠を超えて楽しめる作品になっています。
主役のエリンを始めクセの強いキャラクターだらけで、毎回どんなトラブルが起きるのかワクワクしちゃいますね。
負け組高校生たちが様々なトラブルに巻き込まれながら、ゆるくておバカだけど力強く生きていく様がとても楽しく見ていて元気になれます。
青春ものなのに、大人向けのやや知的な雰囲気もある独特な笑いの構成に驚かされます。どこかスッキリしないブラックな終わり方も多いのが特徴です。
クランベリーズのドリームスが流れたり、ミザルーが流れたり、序盤から楽曲のセンスの素晴しさも感じさせます。時代背景から90年代の洋楽が多く流れます。
コメディですが、見ていると様々な感情が湧いてくる深みを感じさせてくれる作品です。
レビュー
独特の空気感があり、爆笑コメディでありながら、どこか哀愁を感じさせてくれます。
ゆるさを感じさせる高校生たちは、実際は25歳前後の人が多くてビックリです。
彼女たちの笑いのツボを押さえた演技のうまさが本作の魅力をさらに高めています。
他では見かけない作風なので一度視聴してみてはいかがでしょうか。
短くてすぐ終わってしまうのがもったいなくなるぐらいのおすすめ作品です。
- 笑い
- ストーリー性
- キャスト
- テンポ
デリーガールズを視聴できる配信サービス
デリーガールズは現在Netflixでのみ配信されています。Netflixオリジナルなので他で視聴できるようになる可能性は低そうですね。
ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則
二十代の仲良しオタクたちが繰り広げる恋と日常を描いたラブコメディです。TV批評家協会最優秀コメディシリーズ賞を受賞しています。
基本情報
放送:2007年~2019年
製作国:アメリカ合衆国
話数:
- シーズン1 全17話
- シーズン2 全23話
- シーズン3 全23話
- シーズン4~12 各全24話
- 全12シーズン 279話 完結
キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
ジョニー・ガレッキ | レナード・ホフスタッター |
ジム・パーソンズ | シェルドン・クーパー |
ケイリー・クオコ | ペニー |
サイモン・ヘルバーグ | ハワード・ウォロウィッツ |
クナル・ネイヤー | ラジェッシュ・”ラージ”・クースラポリ |
あらすじ
物理学者のレナードとシェルドンが暮らすマンションの部屋の向かいにブロンド美女のペニーが引っ越してくる。
レナードは一目惚れしてしまいシェルドンの反対を押し切り、アタックを開始する。
エピソード1 オタク青年4人とセクシー美女の法則 前半
「スリット2本の板に光子を照射して、観測しないと通過する。だが板とターゲットの間で観測すると通過しない」と語るシェルドン。
「ああ、それが何?」と尋ねるレナードに、シェルドンは「Tシャツの柄にどう?」と告げる。
受付の女性に話しかけるレナードだったが、女性はじっと本を見つめて聞いていない。「ヨコ1が”エーゲ海”、タテ8が”ナボコフ”、ヨコ26が”MCM”」と次々と答えを教えるレナード。
「ご用件は?」と尋ねる受付の女性。「IQが高い人用の精子バンクはここ?」と尋ねるレナード。「IQが高けりゃわかる」と女性。「ここで合っている」とシェルドン。
「記入して」と書類を渡し「パズルを解くからごゆっくり」と告げる女性。
「レナード無理だよ」と言うシェルドン。「精子出すの得意だろ」というレナード。「これは遺伝子詐欺だ」と言うシェルドンは「IQが高い子供が産まれる保証はない」と言い「僕と違って妹は博士号を持っていない」と説明する。
「高速回線を引くための資金稼ぎで君の提案だろ」と言うレナード。「ダウンロード速度は上げたいけど、僕の精子で生まれた子供が曲線下の面積の求め方も分からなかったらどうなる?」とシェルドンが言うと「母親は愛するさ」と言うレナード。「僕は愛せない」とシェルドン。
「帰ろう」と言うシェルドンに「精子提供を断わるのは初体験だ」と言うレナード。
パズルに夢中な受付の女性を確認し、こっそり書類を置いて出ていこうとする2人だったが「じゃあね」と受付の女性に声をかけられるのだった。
2人は暮らしているマンションの部屋に戻ろうとすると、向かいの部屋に金髪の若い女性がいるのに気付く。
「新顔か?」と言ったレナードは「前の住人より大進歩だ」と告げ、シェルドンは「体重90kgの女装野郎よりはね」と思い出す。
2人に気付いた女性は「ハーイ」と声をかける。「僕らは向かいの住人だ」と告げるレナード。「あら、ステキね」と言う女性。
「一緒に住んでるけど異性愛者だ」と女性に告げるレナード。少し笑いながら女性は「近所同士よろしく」と告げ「ペニーよ」と挨拶をする。レナードとシェルドンも挨拶をして帰っていく。
「ランチに誘う?」と尋ねるレナードに「ギャラクティカを見る」と部屋に入ろうとするシェルドン。「そのDVDなら見た」と言うレナードに「音声解説がある」と告げるのだった。
「近所付き合いも大切だから家に誘おう」と言うレナード。「オフラインだと自信がない」と言うシェルドンに「難しくない」「彼女の言葉を聞き適当な言葉を返すだけだ」と説得するレナード。
すぐにペニーの部屋に2人行き、手本を見せようとするレナードは「インド料理を買ってきた」と紙袋を渡し、「引っ越しってストレスが貯まるよね」と話し始める。
「仲間と食事するとストレスに効果があるんだ、それにカレーは便秘薬の代わりにもなる、お通じも良くなって悩み解消だ」とペニーと目を合わせずに語る。
「おそらくランチの招待に便秘への言及は不要かと」と突っ込むシェルドン。「ランチへの招待?」と初めて本当の目的を知るペニー。
「嬉しい、喜んで」と言うペニーは彼らの部屋に移動しながら「普段はどんなことしてるの?」と尋ね、シェルドンは「今日は精子バンクで稼ごうかと」と告げる。
部屋に入りソファーに座ったペニーに「そこは僕の席だ」と告げるシェルドン。「隣にどうぞ」というペニーに「そこがいい」とゆずらないシェルドン。
「移動しようか?」とシェルドンに言うペニーだったが「他に座れ」とシェルドンを怒るレナード。「そうだね」と言ったシェルドンは、座る場所を決められずウロウロする。
「あまり友達はこないし嬉しいよ」とペニーに言うレナードに「ラージとハワードはよく来る」と反発するシェルドン。
「クリンゴン語ゲームもやったし友達がこないなんて心外だ」と言うシェルドンに「ごめん」と謝るレナード。
「クリンゴン語ゲームって?」と尋ねるペニー。「単語を作るゲームをクリンゴン語でやる」と説明するレナードは「僕らのことはいいから君のことを教えて」と話を変える。
「射手座って言えばよくわかるかしら」と言うペニー。それを聞いたシェルドンは「ああ、生まれた時の太陽の位置が性格に影響するという、集団妄想に取り憑かれているね」と告げる。
「もう一回言って」と怒るペニー。「射手座には見えないって彼は言おうとしたんだ」とフォローするレナード。
「よく水の星座だと思われる」と気を取り直したペニーは「菜食主義だけど、たまに食べるステーキは最高」と語る。
「レナードはコーンを消化できない」と言うシェルドン。「仕事は何してるの?」と尋ねるレナードに「チーズケーキファクトリーのウェイトレスよ」と答えるペニー。
「チーズケーキは好きだ」と言うレナードに「ウソだ」と言うシェルドン。「食べないけど好きだ」というレナード。
ペニーは「脚本も書いてるの」と言って「女優志望の子がリンカーンからLAに来てチーズケーキファクトリーで働くの」と説明する。
「君がモデルか?」とレナードが尋ねると「私はオマハ出身」とペニーが言い、激しくうなずくレナード。
「これがペニーのお話」と締めくくるペニーにステキな話だと告げたレナードだったが、ペニーは「あのクソ野郎に恋するまではね」と泣きながら語り始めるのだった。
見どころ
第1話を紹介しましたが、まだ自己紹介のような感じなので、シーズン2,3とまだまだこれから面白くなってきます。
まずジム・パーソンズ演じるシェルドン・クーパーのどんどんぶっ飛んで行く脳みそフル回転の変人っぷりが凄いです。
コメディなのにディープな理系の知識が笑いと共に沢山出てきます。
そこにジョニー・ガレッキ演じる正統派オタクのレナードや女好きのハワード、女性と話せないラージといった個性的なメンバーが絡みます。
さらにケイリー・クオコ演じるペニーというギャルが絡んではちゃめちゃな面白さとテンポの良さにずっと見ていられる作品です。
やや下ネタが多かったりしますが、オタクたちのオブラートに包まれて下品さがあまりなく、楽しく見ることが出来ます。
スタートレックやマーベルコミック、FPSのゲームなどのアメリカのオタク知識が盛りだくさんなので、好きな人は恐ろしいほどにはまってしまう魅力がある作品です。
レビュー
ディープなネタにかじりついて大爆笑するのも楽しいですが、話数が沢山あるのでBGMの様に流し見するのも楽しいです。
アメリカのコミックやゲーム、あとスタートレックの知識があると面白さが数倍アップすると思われますが、私はそこまで詳しくなかったので、わからないネタもありました。
そんな私でも物凄く笑えて楽しめますので、気にせず視聴して見て下さい。
あまりの面白さに寝不足必至の名作です。
ビッグバンセオリーを視聴できる配信サービス
- 笑い
- ストーリー性
- キャスト
- テンポ
ブルックリン・ナイン-ナイン
架空の警察署「ニューヨーク警察99分署」を舞台にしたコメディドラマです。ゴールデングローブ賞テレビ・コメディ部門作品賞と主演男優賞(アンディ・サムバーグ)を獲得しています。
基本情報
放送:2013年~2021年
製作国:アメリカ合衆国
話数:
- 全8シーズン
- 全153話 完結
キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
アンディ・サムバーグ | ジェイク・ペラルタ |
メリッサ・ファメロ | エイミー・サンティアゴ |
アンドレ・ブラウアー | レイモンド・ホルト |
ジョー・ロー・トゥルリオ | チャールズ・ボイル |
ステファニー・ビアトリス | ローザ・ディアス |
チェルシー・ペレッティ | ジーナ・リネッティ |
あらすじ
ニューヨーク市警のジェイク・ペラルタ刑事とエイミー・サンティアゴは、電器店で起きた強盗事件を捜査する。ペラルタは奇想天外な方法で犯罪の一部始終を撮影、強盗たちは逮捕されて事件を解決するが・・・。
エピソード1
電気店で捜査を始めるサンティアゴとペラルタ。真面目に店主に取り調べを行うサンティアゴの後ろでキーボードでビートを刻むペラルタ。後ろを向いたサンティアゴに「失礼」と言うペラルタ。
「同僚の問題行動をお詫びします」と店主に告げるサンティアゴだったが、ペラルタは「事件は解決したよ、犯人は白人男性の3人組だ、1人は腕にびっしりとタトゥーあり」と告げる。
「どうして犯人がわかったの?」と尋ねるサンティアゴにペラルタは「情報提供者がいる、彼はここで3年間店内の様子をずっと見てきた」と語り「その名もモコモコくまちゃん」と熊のぬいぐるみを見せ「子守用カメラさ」と裏側をみせる。
「ツイてたわね」と悔しがるサンティアゴに「君より5分も前に来て稼働していたカメラを探したんだ」と言いながらペラルタはぬいぐるみに残っていた映像を再生する。犯人たちはすぐに逮捕されるのだった。
警察署で会議が行われていた。「解決したのは俺だよ」と言うペラルタは「サンティアゴ、スコアを頼むよ」と指示を出す。
悔しそうに立ち上がったサンティアゴはホワイトボードに書かれている点数(ペラルタ23点、サンティアゴ22点)を「サイテー」と言いながら、ペラルタ24点に書き換える。
同僚たちが拍手し「最高にいい気分だよ」と言うペラルタ。サンティアゴは「どうせ今だけよ」と悔しさをぶつける。
ペラルタは「殺人事件の好きなみんなには朗報だ」と新しい事件について説明し始める。
発砲事件があり、被害者は食品の輸入商で清掃員の女性が発見したが「彼女のあごには超キモいものが付いていた」と写真を見せるペラルタ。
彼女の写真をアップにしあごに付いた黄色い塊に注目するペラルタ。「カスタードだろ」とチャールズ「俺はプリンだと思う」とペラルタ。「単なる老化現象かも、老人にありがちでしょ」とローザ。
「ほかに意見は?」と尋ねるペラルタに「あごの付着物はいいから事件にフォーカスしろ」と上司のジェフォーズが注意する。
もうすぐ新任の署長が来ることをジェフォーズが告げ、会議は終わる。
「どんな人が来るかしら」とペラルタと話すサンティアゴ。
「前の署長が最高だった」と言うペラルタは「最悪だったわ、放任主義だったから良かったんでしょ」とサンティアゴに言われ、署内で消火器噴射レースをしようとしていた時に「そうか」と何も言わずに部屋に戻る署長を尻目にレースを楽しんだことを思い出すペラルタ。
「残念だけど新しい署長は厳格な堅物だ」とサンティアゴに語るペラルタは「スベテノキソクニシタガッテショクムヲスイコウシロ」とロボット署長のマネをしていると、後ろで見ていた新しい署長が「何の話だ?」とにらみつける。
挨拶をするペラルタに「中断せずに最後までやったらどうだ」と言う署長。戸惑いながらもう一度ロボット署長をやるペラルタに「まったくひどい芸だ」と怒る署長。
署長は気を取り直しみんなに「私が新しい署長のレイ・ホルトだ」と自己紹介する。署長はジェフォーズを呼び署長室に入っていく。
「気に入った」「洗練されてるわね」「ゲイっぽい感じがしない?」と同僚たちはそれぞれに感想を話していた。
署長室でジェフォーズと「久しぶりだな」と話す署長。
「あのころはもっと..」と署長が言うとジェフォーズは「太ってました、体型にちなんだ愛称があり..」と語り、署長は「”おっぱい”と呼ばれていたな、センスは悪いがピッタリの愛称だった」と思い出すのだった。
見どころ
本作は悪ノリ警察たちのおバカな捜査や日常を描いたコメディです。
主演のアンディ・サムバーグ演じる頭はキレるがお調子者の刑事ジェイク・ペラルタを中心に、
堅物すぎて逆に笑える警察署長レイモンドや、謎多き武闘派ローザ、生真面目な性格すぎてバカな事をやるサンティアゴ等個性的なメンツです。
次々と起きる事件を解決する刑事ドラマの最中に、中学生のような行動で笑いを振りまく99分署の皆が面白過ぎる作品です。
レビュー
きちんと刑事で事件も解決しながら、笑わせてくれるのが新しく素晴らしいと思いました。
多彩なキャストが個性的かつとても魅力的です。
バカな事ばかりやっているけど、どこかあったかい99分署の雰囲気をずっと味わっていたくなる名作です。
- 笑い ★★★★★
- ストーリー性 ★★★★☆
- キャスト ★★★★☆
- テンポ ★★★★★
ブルックリンナインナインを視聴できる配信サービス
ブルックリンナインナインは現在Netflixでのみ配信されています。
フレンズ
世界中で大ヒットした、「社会に出てもなかなか大人になれない」都会的な生活の6人の男女の友情、恋愛、家族をコミカルに描いたコメディです。
基本情報
放送:1994年~2004年
製作国:アメリカ合衆国
話数:
- 全10シーズン
- 全236話
キャスト
キャスト | 役名 |
---|---|
ジェニファー・アニストン | レイチェル・カレン・グリーン |
コートニー・コックス・アークエット | モニカ・エリザベス・ゲラー・ビング |
リサ・クドロー | フィービー・ブッフェ・ハニガン |
デヴィッド・シュワイマー | ロス・ユースタス・ゲラー |
マシュー・ペリー | チャンドラー・ミュリエル・ビング |
マット・ルブランク | ジョセフ・フランシス・トリビアーニ・ジュニア |
あらすじ
レイチェルは婚約者を置いて結婚式から逃げ出し、旧友のモニカの部屋に暮らし始める。
ロスは妻キャロルの衝撃的な事実が発覚し落ち込む所をチャンドラーとジョーイに慰められる。
見どころ
見どころの一つは美男美女揃いの魅力的なキャストです。本作で火が付いたレイチェル役のジェニファー・アニストンやチャンドラー、ジョーイのイケメンコンビ、
そして面白いボケ担当のデヴィッド・シュワイマー演じるロス、破天荒なフィービーや、男にしょっちゅう騙されるコートニー・コックス演じるモニカの6名みんなキャラクターが立っていて、常にトラブルが起こり退屈させてくれません。
また、分かりやすい発音やストーリー展開なので英語教材にもなっていたりして、字幕を出して勉強しながら楽しんだりも出来ます。
都会的な雰囲気と、ルームシェアならではの友との距離感の近さが素晴らしくいつ見ても、どれだけ見ても飽きの来ない、いっぱい笑えて幸せな気分になれる名作です。
レビュー
キャストの魅力、ウィットに富んだ会話、気軽に見れて楽しい気分にさせてくれる、これ以上ないと思えるほどの完成度です。
視聴する作品に迷ったら是非一番に見て頂きたい、シットコムの素晴らしさを教えてくれる名作です。
- 笑い ★★★★★
- ストーリー性 ★★★☆☆
- キャスト ★★★★★
- テンポ ★★★★★
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