Netflixで12月22日から配信が始まった韓国ホラーアクション『京城クリーチャー』キャスト登場人物の詳細とネタバレありの全話あらすじ詳細・感想&評価のページです。
パク・ソジュン×ハン・ソヒの豪華主演と、かなりの予算がかけられた映像や豪華なセットが見事です。
敗戦前後の日本占領時の京城が舞台なので気になる反日要素もチェックしています。
吹き替えと字幕で見てますが、吹き替えだとカタコトの日本語が全て流暢になり見やすくなるのでオススメです。(パク・ソジュンやハン・ソヒなど俳優のファンの方は字幕に戻したりして楽しんでみて下さい)
残酷なシーンも多数ありますので気になる方は注意してくださいね。
テンポが悪い部分やツッコミどころはたくさんありますが、かなりオススメです
京城クリーチャーシーズン2の配信日が決定しました。
9月27日(金)~Netflixで独占配信予定となっています。
あのラストからどう新しい展開を見せてくれるのか、期待したいですね。
シーズン2の記事はこちらから↓
『京城クリーチャー』基本情報
原題:경성크리처(京城クリーチャー)
配信開始:2023年12月22日
配信:Netflix
全10話
パート1 第1話~第7話 配信中
パート2 第8話~第10話 1月5日から配信中
『京城クリーチャー』キャスト登場人物
インスタグラムでスライドになっています。右の矢印をタップでメインキャストたちの姿を確認できます。
キャストは左から順番に一枚目パク・ソジュン(チャン・テサン)二枚目ハン・ソヒ(ユン・チェオク)
三枚目はチョ・ハンチョル(ユン・ジュンウォン)パク・ジファン(グ・ガッピョル)キム・ヘスク(ナウォル夫人)
四枚目はチェ・ヨンジュン(加藤中佐)スヒョン(前田由紀子)ヒョン・ボンシク(一路院長)となっています。
『京城クリーチャー』キャスト&登場人物詳細
キャスト | 役名 | 役割 |
---|---|---|
パク・ソジュン | チャン・テサン | 質屋”金鈺(きんぎょく)堂”の主人で情報屋も務めている。前田有紀子を捜すよう警察に脅されたことから事件に巻き込まれていく |
ハン・ソヒ | ユン・チェオク | ”トドゥクン”と呼ばれる失踪者を捜す専門家。10年前に失踪した母を捜している。 |
チョ・ハンチョル | ユン・ジュンウォン | ”トドゥクン”と呼ばれる失踪者を捜す専門家。チェオクの父 |
ウィ・ハジュン | クォン・ジュンテク | プガン商事の御曹司で独立軍愛国団のリーダー的存在。テサンと仲がいい。 |
チェ・ヨンジュン | 加藤中佐 | 廃棄された実験を再開させようと企む |
スヒョン | 前田由紀子 | 石川の妻。陸軍中将である前田の家の令嬢。 |
キム・ヘスク | ナウォル夫人 | テサンの秘書 |
ウ・ジヒョン | 幸本流 | チェオクたちが捜している画家。 |
ジウ | 明子 | 石川が捜している愛人。妓生 |
キム・ドヒョン | 石川警務官 | 前田の夫。入婿 |
アン・ジホ | パク・ボモ | 金鈺堂の従業員 |
パク・ジファン | グ・ガッピョン | 金鈺堂の所長、目利き。 |
オク・ジャヨン | ナ・ヨンチュン | 月光バーの社長。 |
ヒョン・ボンシク | 一路院長 | 甕城(おうじょう)病院の院長。加藤中佐と共に行動している。 |
イム・チョルス | 清掃員 | 甕城病院清掃部の男。独立軍である愛国団の一員。 |
カン・マルグム | チェ・ソンシム | チェオクの母、惺沁(せいしん) |
イ・ギュソン | 森 | 石川の部下でテサンを見張っている運転手 |
キム・ユヌ | チェ・ヨングァン | 日本軍にいた朝鮮人。チェオクに救われて協力する。 |
ヨン・ジェウク | イ・インヒョク | ダイナマイトを隠している愛国団のメンバー |
ナム・ミヌ | イ・ヒド | インヒョクの相棒。 |
チョ・ジェリョン | 相馬軍曹 | 京城での永住を望み、テサンに話を持ちかける。 |
イ・スンウォン | 羽田伍長 | 短気で朝鮮人を嫌っている軍人。 |
ウ・ジョンウォン | シム・スンドク | テサンの母 |
『京城クリーチャー』あらすじ
『京城クリーチャー』第1話あらすじ
善と悪の境界
【納人(ナジン)】
全軍退却命令が出され、研究施設を放棄する指示を出す司令官。傷だらけの遺体が次々と運ばれていき地下に棄てられていく。
加藤中佐は部下に血清とナジンについて尋ねる。血清は12個、ナジンは8個確保されていた。部下はナジンの残り2つが成功しなかったことを伝える。
加藤中佐はナジンと呼ばれる試験管の中でうごめく生き物を確認していた。その時奥の鉄扉を外から叩く音が聞こえてくる。
部下は「時間がありません、お急ぎ下さい」と告げ、中佐は血清とナジンを持って出ていく。兵士たちは研究施設に一斉に油をまいて火をつけ撤収する。
取り残された兵士は燃え盛る炎の中に怪物の姿を目撃するのだった。
1945年3月末 京城
鉄道で京城に到着したユン・ジュンウォンとユン・チェオク。
京城最大で、高級品ばかりを扱う質屋”金鈺堂”の主人であり情報通のチャン・テサンは警察に捕まり拷問を受けていた。
「ひと月前なぜ妻と会っていた?」と石川警務官は言い、テサンは前田夫人に欲しいと言われて茶器とお盆を持っていったことを告げる。
怒りをぶつける石川にテサンは「あなたが疑っているこの事実を前田家に知られてもいいんですか?」と言って脅し、開放される。
石川の意図に気づいていたテサンは「本当の用件はなんですか?」と尋ねる。石川は「この女が失踪した、消えてから一週間経つ」と愛人である明子の写真を見せる。
石川は「もしも捜し出せなかったら金も店も不動産も全て取り上げ、お前は戦地に送られる」と脅す。
「いつまでですか?」と尋ねるテサンに石川は「桜が降るまで」と告げる。外には今はつぼみの桜が見えていた。
ジュンウォンは月光バーに入り、幸本という人物を知っているか尋ねる。バーのママは「金鈺堂に行ってみな、京城一の情報通だから」と教える。
チェオクは古びたサイドカー付きのバイクを購入して乗れるように修理する。
金鈺堂で明子を捜すためにみんなと相談するテサン。従業員のボモは「最近世間を騒がせている連続失踪事件では?」と事件について説明する。
テサンは所長のガッピョンに「情報員を使い、あらゆる人脈を駆使して明子の手がかりを捜して下さい」と指示を出す。
秘書のナウォル夫人には「隠し金庫に置いてある高額な物を処分して現金か金塊にして欲しい、それとひと月以内に出航できる船を調べて」と頼み、いざとなったら逃げることをテサンは伝える。
石川は明子が「子供ができたみたいです、あなたの子供です」と言ったことを思い出していた。
牢屋に捕らえられた明子と数名の女性たちの元に日本の軍人たちと白衣を着た男がやってくる。軍人は牢屋から2人の女性を出して連れて行く、明子はその姿を怯えながら見ていた。
加藤中佐は「この2人にしよう」と言い「助けて下さい」と叫ぶ女性を連れて白衣の男と共に戻っていく。
第1話あらすじ後半 タップで開きます
2人の女性たちはそれぞれ個室の牢屋に入れられ、お菓子と水が用意されていた。飢えていた2人はあっという間にそれらをむさぼり食う。
その姿を外からじっと眺める加藤。加藤の部屋にある試験管の中には複数の触手を持つ細長い生き物がうごめいていた。
外出したテサンは後をつけてくる人物に気付き裏道に誘い出す。テサンがどんな人物か調べるため後をつけていたチェオクは見つかってしまい、テサンに銃を突きつけられる。
「どこの者だ」と尋ねるテサン。チェオクは隙を見てテサンを蹴り飛ばし2人は格闘になるが、テサンは武器をしまい「俺になんの用ですか?」と尋ねる。
チェオクは「京城一の情報通と聞きました」と言い、幸本という画家を捜していることを伝えるが、テサンは「知りません」と告げる。
チェオクが「実は10年前に失踪した母を捜しているんです」と言うとテサンは「浮気して逃げた男が幸本?」とおちょくり、チェオクに「無礼なやつ」と叩かれる。
「クズ男ね」と去っていくチェオクにテサンは「また会いましょう」と声をかける。
部屋で絵を描いていた幸本は軍人に呼び出される。
月光バーでピアノを引くクォン・ジュンテク。そこにテサンがやってきて女好きの彼に明子の行方を尋ねる。
「俺が連れ去ったとでも?」と言うジュンテクにテサンは「違うならいい」と言って去っていく。
兵士は「1番のマルタに症状が見られます」と加藤中佐に報告する。
牢屋に見に行った加藤は「頭が痛い」と壁に頭を何度もぶつける女性を見ながら「血清は?」と尋ね兵士は「まだ投与前です」と答える。
加藤は「今回も違ったか…」とつぶやき、隣の2号室の女性に血清の投与を指示する。
ナウォル夫人は帰ってきたテサンに、”トドゥクン”という失踪者を捜す専門家を紹介する。テサンが目をやると”トドゥクン”であるチェオクとジュンウォンの姿があった。
詳しく説明するジュンウォンと、テサンに反発するチェオク。帰ろうとするチェオクにテサンは「幸本とお母さんを捜すなら私が力になります」と告げる。
加藤の元に呼ばれてきた幸本は「今日は何を書くんですか?」と尋ねると「2号室だ」と言われる。
懐中電灯で1号室を覗いた幸本は血だらけの遺体を発見し、2号室を見ると恐ろしい異形の姿を見てしまうのだった。
『京城クリーチャー』全話あらすじ詳細&感想
2話以降のあらすじ詳細と感想はこちらからです。
韓国ドラマ『京城クリーチャー』第2話~第4話あらすじ詳細&感想
韓国ドラマ『京城クリーチャー』第5話~第7話あらすじ詳細&感想
韓国ドラマ『京城クリーチャー』第8話~第10話(最終回)あらすじ詳細&感想と評価
『京城クリーチャー』気になる反日要素
一般的な視点から見て気になる要素があるかを確認しました。
個人的な印象になりますが、反日要素は少なく、キツい描写も少ないので日本人でもしっかり楽しめる作品だと思います。
本作は1945年の京城(現在のソウル)を舞台にしています。日本による支配、そして解放と大きく歴史が動いた瞬間でもあります。
そんな中、恐ろしい人体実験を朝鮮人を使って日本軍が行っていたという(実際に存在したと言われる、生体実験を行っていた731部隊がモデルとなっているようです)SFホラーなので、それが気になる方は注意してくださいね。
第1話の気になる要素
第1話はそれほど気になりません。新聞屋が「大空襲以降日本は敗戦色が強まった」などの記事をこっそりと号外で出していたりしますが、史実を捻じ曲げているような不快感はありません。
もちろん占領中の圧政のため横暴な日本の軍人や棒で住人たちをバシバシ叩く警官などはいるんですが、ほとんど気にならないですね。
慰安婦についてもほんの少しだけ触れていますが、気になるほどではありません。しかし吹き替えでは配慮なのか言ってませんでした。
第2話の気になる要素
気になる要素はほぼなくて楽しめました。加藤中佐(黒幕っぽい人)が行っている日本軍の実験などはキツいですが反日は特に関係なかったです。
第3話の気になる要素
朝鮮人の若い軍人が日本の軍人に差別され、暴行を受け「汚い朝鮮人」と罵られて酷い扱いを受けるシーンがありました。
テサンも同様に日本人から「汚い朝鮮人、クズ野郎」と罵られるシーンがあります。
それほど反日という感じではないですが、少し気になっちゃいますよね。
第4話の気になる要素
ジュンテクが殺す必要のない拘束されて眠っている日本の軍人たちを殺しているであろうシーンがありました。「大韓独立」と書いた布と共に刀が突き刺されていて、ジュンテクの朝鮮解放への思いと日本への恨みを感じさせるシーンがありました。
映像はほどんど映らないので配慮を感じさせます(俳優さんへのかもしれませんが)。他はほとんど気になりませんでした。
第5話の気になる要素
チェオクに日本語を強要し殴る蹴るなどする羽田伍長はいましたが、ただの悪人で反日という感じではありませんでした。他はほとんど気になりません。
気になる要素まとめ(第6話~最終話)
第6話第7話は気になる要素はありません。
パート2である第8話~第10話も当時の朝鮮人を差別するような「不逞鮮人」という言葉が出てくるぐらいで気になるシーンはほぼありませんでした。
どんなシーンがあるか特にパート2は気にして見ていたんですが(正直剣の詩のせいです)最後までほぼ気になりませんでした。
第9話の最初に日本軍の生々しい実験の様子や、被害者の写真が映し出されますが、実際のものなのか作ったものなのかは判断できませんでした(後半は作られた映像でしたが)
最終話の最後に過去の実際の映像が流され少し緊張感が走りました。が韓国の歴史といった感じで日本が関係する映像はものすごく短いので全く問題なかったです。
最初から最後までわりと配慮されている様子を感じました。本作は反日要素は気にしないで見れる作品だと思います。
ハン・ソヒが叩かれたり色々な記事が出ていますが、偏った思想を押し付けることもなく一般的にはほとんど気にするようなシーンはありません。
日本軍が恐ろしい実験をしていたというそもそもの設定がキツい人以外は安心して視聴できると思います。
『京城クリーチャー』感想&評価
第1話を視聴した感想&評価
第1話の感想ですが、豪華キャストの割に正直あまり…でした。余分な会話がかなり多く感じましたが、今回は人物紹介がメインでこれから面白くなることを期待したいですね。
同じ時代を舞台にした9月に配信されたキム・ナムギル主演のアクション大作剣の詩は第1話からかなり面白かったですが、終盤の反日要素がキツめだったのが残念でしたね。
本作は今のところ反日要素はそれほど感じません。先はまだわからないですが、見やすいといいですね。
現在の評価はです。まだ姿を見せないクリーチャーがどんな感じなのか楽しみに続きを見たいと思います。
中盤まで視聴した感想&評価
第2話は結構テンポがよくなって楽しめました。クリーチャーも出てきて(やや暗がりですが)かなり気持ち悪さと恐怖を感じさせる見事な仕上がりです。
思った以上にグロテスクなシーンがある作品なのでキャストに惹かれて視聴した人は驚くかもしれません。第1話とは違ってかなりスリリングな展開でワクワクさせてくれましたのでこれからに期待したいですね。
第5話まで視聴しましたが、日本軍&怪物がいる閉鎖された病院で緊張感たっぷりのサバイバルホラーが楽しめています。
怪物からも日本軍からも逃げたり隠れたり、時には頭を使ったりして真相を探っていくスリルがかなり面白かったです。
パク・ソジュンは少しコメディタッチのキャラクターで序盤は違和感を感じましたが、かなり陰惨な内容なので少し明るい雰囲気にしてくれて救われてますね。
もちろん彼の魅力を感じさせる見せ場がかなりありますので、気持ち悪いのが苦手じゃなければかなりおすすめできます。
ハン・ソヒは少しセクシーなシーンやソジュン演じるテサンが恋してしまう恋愛要素もあって、いいアクセントになっています。『マイネーム偽りと復讐』のようなカッコいいアクションも見せてくれますね。
世間の評判はイマイチっぽいですが、かなり楽しめていますので現在の評価はです。ただツッコミどころ満載の展開と、気持ち悪過ぎる演出が苦手な方はキツいかも知れませんね。
B級ホラー映画などが好きな方には間違いなくおすすめできる作品だと感じました。
個人的にはスイートホームのシーズン2に納得できなかった人も、本作はシーズン1のような密室ホラーよりなので楽しめると思っています。
第7話まで視聴しましたが印象は代わりません、エンターテインメントとしてとっても楽しめる作品だと思います。
最後までツッコミどころ満載で(逆に楽しいです)ハラハラドキドキもさせてくれました。ラスト3話も印象が変わらないといいですね。
パート1の終盤(第7話)まで視聴した詳しい感想と評価は韓国ドラマ『京城クリーチャー』第5話~第7話あらすじ詳細&感想に書いていますので、少しでも興味があればチェックしてみてください。
最終話まで視聴した感想&評価
残念ながらやや辛口です。興味がある方はチェックしてみて下さい。
少しネタバレがありますのでタップで開きます
ついにシーズン1のパート2が終わりました。
個人的にはパート2、かなり残念な仕上がりだと思いました。
クリーチャーはもはや正義の味方になってしまい、緊張感がなくなってしまいました。
怪物化した明子もほぼ人間のままで手抜きに見えますし、今回は中途半端に外がメインの舞台なので恐怖感もなかったですね。
パート1がかなり楽しめて期待していたので、パート2が恋愛要素を強めにして引き伸ばしたような印象でがっかりしました。
一番納得いかないのは最後のシーンです、唐突に色々起きるんですがもっと早くやって欲しかったですね。続けるつもりなんでしょうか。
もしかしたらあれで終わらせたつもりかもしれませんが、正直スッキリしないし訳がわからないのでちゃんとして欲しいと思いました。
本作の個人的評価はです。なんだかんだ最後までそれほど退屈せずに見れましたが、パート1が面白かったので本当にもったいないですね。
シーズン2の現代編(もはや京城じゃないですが)があれば期待したいと思います。
追記:シーズン2の配信が2024年に決まったようです。文句ばかり書いてましたが、続編があるならだいぶ印象は変わってきますね、かなり嬉しいです。
シーズン1のネタバレありの詳しい感想と評価は
韓国ドラマ『京城クリーチャー』第8話~第10話(最終回)あらすじ詳細&感想と評価に書いていますので少しでも興味があればチェックしてみてください。