Netflix韓国ドラマ『京城クリーチャー』第5話第6話第7話のネタバレありのあらすじ詳細&感想です。
重要な部分に太字マーカーしてありますのでサクッと読みたい方はそこだけでもチェックしてみてください。
各話のあらすじ終盤はカットしてますので気になる方は視聴してみてくださいね。
『京城クリーチャー』第5話 あらすじ
忌避と直視の境界
【死闘】
ジュンテクが病院に向かう理由(数日前)
愛国団のメンバーが集まりジュンテクは「決行は半月後、資金調達のパーティがある」と計画を説明する。
日本軍の首長と親日派の首長が1度に集まるそのパーティで同志のイ・インヒョクが隠しているダイナマイトを利用することになった。
しかしインヒョクを含むメンバーたちは反日本軍のビラを作っている所を見つかってしまい、警察に連行されてしまう。
報告を受けたジュンテクは彼らが刑務所ではなく甕城病院に移送されたことを知るのだった。
現在
ジュンテクは単独行動で囚人たちが捕らえられている牢屋に向かい、声をかけられてインヒョクを発見する。
インヒョクは「ここから出して下さい」と懇願するがジュンテクは「今はその余裕はない、ダイナマイトはどこにある?」と尋ねる。
怯えるインヒョクが「俺たちをここから出してくれるまで口を割らない」と抵抗していると兵士が現れてジュンテクは捕まってしまう。
テサンは怪物と対峙してしまい、怪物は咆哮を上げて襲いかかってくる。逃げ惑うテサンだったが、チェオクが銃撃を浴びせ2人は怯んだ隙に鉄扉がある部屋に逃げる。
「今のは一体何ですか?」と怪物に戸惑うテサンにチェオクは「私もわかりません、この施設で作られたんでしょう」と話す。
2人を追いかけ鉄扉を叩く怪物の後ろからジュンウォンがやってきて銃撃で引き付け、油と火薬で火をつけて怪物をひるませる。
テサンたちのいた部屋に大勢の兵士がやってきて2人は捕まってしまう。
兵士たちに連れてこられたジュンテクは院長に「父さんには言わないでくださいね」と余裕を見せる。
院長はジュンテクにビンタして「誰の息子だろうと関係ない、ここじゃお前が死のうと誰も気にかけない」と言って実験室に連れて行く。
「病院の資金が底をついていた所だったからちょうどいい」と院長は御曹司であるジュンテクを利用することを思いつく。
テサンとチェオクが捕まったことを聞いた相馬軍曹は現場に向かい「こいつは私が連行する」とテサンだけを連れて行く。テサンは連行されながら「後で必ず迎えに行きます」とチェオクに声をかける。
相馬は別室にテサンを連れて行くと縄を解く。チェオクは羽田伍長に「ここに侵入した目的は何だ」と殴られ、蹴られながら問い詰められていた。
京城が気に入り永住を希望する相馬はテサンに「現金と家と店舗、それをくれるなら逃してやる」と話を持ちかける。
テサンは「明子とユン・チェオクの居場所を言え、じゃなきゃ取引しない」と交渉する。
チェオクの拷問を続けようとする羽田のもとに加藤中佐が「そこまでにしろ」とやってきてチェオクを連れて行く。
一路院長はジュンテクの父を呼び出し「息子さんは病院に不法侵入した上、アカでした」と脅し、金を受け取る。
牢屋にいるジュンテクは注射を打たれて「一緒に侵入した者の名前と目的を書け、1時間以内に書かなければあそこの解剖用ベッドに寝かせる」と脅される。
牢屋に戻ったテサンは相馬から受け取った鍵で外に出ると、その姿を見た囚人たちが「出してくれ」と騒ぎ立てる。
テサンは「30分だけ待ってくれ」と言い「もしあんたが戻らなかったら?」と不安がるインヒョクに鍵を渡し「俺が戻るまで絶対に動かないで下さい」と頼んで出ていく。
加藤に「レジスタンスなのか?」と聞かれたチェオクが「10年前に生き別れた母を捜しているだけです」と言うと、加藤はチェオクの瞳を見て「もしかして、捜している母親の名前は何だ?」と尋ねる。
チェオクが「チェ・ソンシムです、惺沁(セイシン)」と告げる。加藤は現在暴れている怪物がソンシムだったことを思い出す。
加藤はこっそり試験管からナジンを出して水と一緒に湯呑に入れチェオクに差し出す。
ナウォル夫人はジュンテクの父に「ジュンテク坊っちゃんを助けるいい方法があります」と話を持ちかける。
チェオクは牢屋に戻されると「チェオク会いたい私の娘」と牢屋の隅に書いてある母ソンシムの血文字を発見して涙するのだった。
『京城クリーチャー』第6話 あらすじ
怪物と人間の境界
【混沌】
1925年冬
「テサン、誰も信じないで自分だけを信じて」とテサンの母は地下にテサンを隠す。
そこに警察が入ってきて「おいシム・スンドク、キム・シヨンはどこだ」と警棒で暴行を加える。地下のテサンは涙を流し耳を塞いでいた。
現在
テサンはチェオクを助けるが、母を捜しに行く彼女と別行動をとる。テサンが牢屋に戻ってくるとすでに囚人たちはいなくなっていた。
逃げ惑う囚人たちは兵士たちに見つかり銃撃を受ける。数名が撃たれるがそこにテサンが助けにやってくる。
チェオクは加藤中佐に銃を向けていた。加藤はナジンの入った湯呑を見せて「こいつが人の体内に入り、脳を掌握する、そして脳のシナプスを完全に征服したのち変異を起こし始めるのだ」と説明する。
チェオクは「母の居場所を聞いているんだ」と加藤を問い詰める。
テサンと囚人たちの前に怪物がやってくる。テサンは落ちていた窒素のボンベの口を叩き壊して怪物の動きを止める。
加藤はチェオクに「新しい世界の幕開けを惺沁がしてくれた、お前のお母さんだ」とソンシムが怪物になったことを告げるのだった。
ジュンテクの父は石川警務官に女性失踪事件に甕城病院が関係していることを説明し、捜査を依頼する。
断ろうとする石川に「テサンが中で明子を見つけたようです」とテサンと息子が捕まり息子を助けて欲しいことを伝える。
牢にいるジュンテクはテサンたちの名前を書いてしまう。軍人は「今度は愛国団の連中の名前を書いてもらおう」と次の用紙を渡す。
チェオクは「人間をバケモノにするなんてどうしてそんなことができるんだ」と加藤に銃を向ける。「美しく進化したんだ」と加藤は熱弁する。
囚人たちと集まっているテサンのもとにジュンウォンが合流するがチェオクがいないことに気づく。
テサンはジュンウォンに妻ソンシムの血文字が壁に残っていたことを伝える。テサンは「チェオクを連れてきます」と言って囚人たちを頼んで救出に向かう。
囚人たちが逃げ出したことを知った一路院長は相馬に暴行しながら「なんでだ」と責め続ける。そこに石川警務官が女性失踪事件の調査に来たと報告を受ける。
チェオクは兵士に変装をして加藤に銃を突きつけ移動していたが、他の兵士にバレてしまい捕まってしまう。
ナウォル夫人は作戦を書いたメモをたくさんの仲間たちに回していく。
一路院長と挨拶した石川警務官は調査のため病院に入っていく。院長は部下に「女を他の場所に移せ」と指示を出していた。
石川たちを連れてきた警察のトラックの運転手はガッピョンだった。
チェオクが目覚めると広い部屋で手首が鎖で繋がれていて、周りは武装した兵士たちに囲まれていた。
網目になっている天井から加藤が「もうすぐ君が会いたがっている惺沁が姿を現すだろう」と声をかける。兵士たちは窒素ガスで怪物をチェオクの元へと誘導していた。
チェオクの元に怪物がやってくる。怪物の咆哮を聞いたテサンは天井から銃を向けている兵士と加藤の姿を見つける。
怪物がチェオクに迫る。その胸にはチェオクがプレゼントした木彫りの首飾りが揺れていた。加藤は「お前の娘を早く食い殺してしまえ、惺沁」と天井から声をかける。
怪物から触手が伸びていき、チェオクに襲いかかろうとしたその時、チェオクは「母さん!」と叫び怪物の動きは止まる。
チェオクは「本当に母さんなの?」と涙を流す。怪物であるソンシムは幼いチェオクの姿を思い出していた。
加藤が「捕獲!」と銃撃命令を出す。怪物はチェオクの盾になり、触手が木の枝のように広がって包み込むようにして銃撃から守っていた。
窒素を撒き始める兵士たち、怪物はチェオクの鎖を切り離しチェオクを遠くへと吹き飛ばす。集中砲火を浴びる怪物の姿を見てチェオクは泣き叫ぶ。
母のもとへ向かおうとするチェオクを、迎えに来たテサンが引っ張って連れて行くのだった。
チェオクは泣きながら「化物は母さんでした」とテサンに告げ「あいつらが母さんをあんな姿にしたんです、どうか助けて下さい」とテサンにすがりつく。
兵士たちは窒素ガスによって再び怪物を牢に閉じ込める。加藤はチェオクたちを「生かしておくな」と羽田に命じる。
羽田は嬉しそうに「狩りの始まりだ」と兵士たちを引き連れてチェオクたちの捜索を始めるのだった。
『京城クリーチャー』第7話 あらすじ
利己と利他の境界
【鬼】
テサンは仲間たちに「与えられた時間は10分間です、脱出するのは6時ちょうどです」と10分以内にトラックに乗り込まなくてはならないことを説明する。
羽田は軍病棟の全ての入り口を封鎖していく。テサンたちは窓からシーツで作ったロープをぶら下げて一人づつ病棟の外に降りる。
次々と人々が降りていくが、見回りの兵士がやってきて見つかってしまう。
ヨングァンが兵士を銃撃で倒すが音が響き渡ってしまい、羽田と兵士たちが集まってくる。
テサンとチェオクとヨングァンはバリケードを作り、羽田率いる兵士たちを迎え撃つ。激しい銃撃戦が繰り広げられて、ヨングァンが腹を撃たれてしまう。
ヨングァンは「僕を忘れないで」とチェオクに自分のメダルを渡して家の住所を伝え「会いたいって母さんに、必ず…」と言いながら息絶えてしまう。
攻撃が止まった隙にテサンはチェオクとインヒョクを先に下に降ろす。そしてロープを捨てて窓を閉めてしまう。
戸惑うチェオクとジュンウォンにインヒョクは「彼は降りてきません」とテサンが「トラックが来たらすぐに出て下さい、私がなるべく時間を稼いでみます」と言っていたことを伝える。
チェオクは「置いてはいけません」と戻ろうとするがインヒョクが「犠牲にするんですか」とトラック内の人々に目をやり説得する。
テサンが来てないことに気づき涙するガッピョンだったが、ナウォル夫人の指示する時間通りにトラックを走らせる。
テサンは一人バリケードで兵士たちと銃撃を繰り広げる。ガッピョンの運転するトラックは石川警務官の車と一緒に病院の外に出ていく。
時間を稼いだテサンは通風口に入り逃げていくが、下に続く穴に落ちてしまいそのまま人骨が大量に捨てられている所に投げ出されて気絶してしまう。
ナウォル夫人は骨董品と引き換えにジュンテクの解放を頼み、ジュンテクは車で父の目の前に捨てられて解放される。
石川警務官はトラックから降りてきた明子を車に乗せて帰っていく。トラックは再び移動を始める。
一路院長は相馬が明子を逃していたことを知る。湯呑のナジンが入った水が飲まれていることに気づいた加藤中佐はそこで縛られていた兵士に誰が部屋に入ったか尋ねる。
チェオクとテサン、相馬と明子の4名がいたことを兵士は報告する。加藤は「その4人の中の1人がこれを飲んだのか」と思案する。
テサンは目覚めるが羽田が「やっと捕まえた」と銃を突きつけ、銃撃音が数発響き渡る。
人々が乗るガッピョンのトラックは追跡してくる警察のトラックに気づく。街についたガッピョンは商店街に突入していく。
警察のトラックが続けて突入しようとすると、商店街では祭りが開催され、多くの人々が踊って進入できなくなっていた。
月光バーのヨンチュンが「金鈺堂のチャン社長がごちそうしてくれました」と皆に酒と食料を配っていた。トラックに気づいたヨンチュンは仕立て屋に目配せする。
道を変えようとした警察のトラックの前をたくさんの人力車が通り過ぎていく。ガッピョンのトラックは追いつかれて追手に囲まれる。
警察が荷台を調べるがすでに誰もいなかった。ガッピョンは「石川さんに頼まれた明子はちゃんと連れ出しました」と警察に説明する。
トラックから降ろされた人々はすでに仕立て屋で着替え、人力車に隠れて逃げていたのだった。
面目を潰された警察たちはガッピョンを捕らえ「少しでも怪しいやつは全て捕らえるように」と命令を出して祭りで楽しむ人々を警棒で叩いて捕らえていく。
人力車で運ばれていたチェオクとジュンウォン。桜の花びらが舞い散る中、チェオクは「生きてるかな」とテサンのことを思い出していた。
『京城クリーチャー』第5話~第7話 感想&評価
あらすじには書かなかったですが、怪物を倒す方法は唯一「燃やすこと」のようです、一応書いておきます。
ややチープなセット(町)や怪物が自我を取り戻す王道の展開、そしてツッコミどころ満載の笑っちゃう展開(時間ないのにゆっくりし過ぎとか色々バレバレなシーンだとかシュールに踊る人々とか)も多くてB級映画好きにはすごく楽しめました。
どっかでみたような羽田の「狩りの始まりだ」もなんだか笑っちゃいました。
字幕だとパク・ソジュン(テサン)やハン・ソヒ(チェオク)加藤中佐(チェ・ヨンジュン)などが日本語を話した時にやや気になりますよね。
吹き替えと字幕で見てますが、吹き替えだとカタコトの日本語が全て流暢になりすごく見やすくなるのでオススメです。
スヒョン(前田由紀子)の京都弁は不自然すぎて(吹き替えより上手かもしれません)面白いので字幕で楽しんでみて下さい。
もちろんハラハラドキドキさせてくれる演出や(危険な場面でゆっくり抱き合ったりするんで余計ハラハラします)しっかりとグロくて恐ろしい怪物も魅力的です。
ただラストの誰がナジンを飲み込んだかはラスト3話のパート2まで引っ張って欲しかったです。
テサンが怪物になる夢を見たチェオクのような前フリまでしておいて、バラしちゃうのはもったいない気がしました。もしかすると明子は湯呑とは関係なしにナジンを飲まされているかもしれませんが…
第7話終盤は前田由紀子がチェオクの母ソンシムを特別に管理するよう院長に命令していたことがわかり、羽田を倒したテサン(怪しい手形が壁に付いてたのでもしかしたら…)は歩き出し、石川と眠る明子の顔には脳へ向かおうとするナジンがうごめいていました。
個人的な評価は今のところです。
とっても楽しめましたが、まだまだ何が起きるかわからないので1月5日からのパート2でさらに驚愕させてくれることを期待したいと思います。