韓国ドラマ『剣の詩』第5話・第6話のあらすじ詳細と感想です。見やすいように章仕立てにしています。
各話の終盤はカットしていますので気になる方は視聴してみてくださいね。
過去のシーンは緑のマーカーになっています。
『剣の詩』第5話 あらすじ
1.ユンとヒシンの過去
居酒屋で飲んだくれるユンを、周りの人々が噂する「3年前の南韓大討伐作戦の時、義兵の半分以上を手にかけて、その時祈祷師を殺して霊に取り憑かれたらしい」
その時、外で大きな爆発音が響く。居酒屋の客は全員外に見に行って「警察署が爆破されたらしい」などと噂する。
爆発音にも動じず飲み続けるユンの近くに、変装したヒシンがやってきて隠れる。「こっちの方向に逃げました」とグァンイルが仲間たちと現れ、居酒屋内を捜索する。
ヒシンが隠れる位置にかばうように移動するユン。グァンイルはユンに気づき話しかけ「誰か怪しいやつは見なかったか?」と尋ねる。
「見てない」とユンが告げる。「怪しい人物を見つけた」と外で仲間が報告すると「今度一緒に飯でも食おう」と外に出て追いかけていくグァンイル。
「おかげで助かりました、いつかお礼をします」と告げるヒシン。ユンは「お互いに忘れましょう」と去っていくのだった。
2.鉄道局の課長を狙うユンたち
ユンの仲間たちが集まり、お互いに起きた出来事を報告する。「鉄道局の課長は女性で、悪い人じゃなさそうだった」と演説の時のことを告げるサングン。
それを聞いたユンは「女だろうと殺す時は殺せ、例外も慈悲もなしだ」と皆に告げる。
チャン・ギリョンを捕まえたグァンイルだったが、片山中将の命令によって釈放になってしまう。
グァンイルはカネをすり替えた犯人は分からなかったが、反乱軍から聞き出していた受け渡し場所を思い出し「阻止しよう」とテジュに指示を出す。
「朝鮮銀行の支店長がモーゼルで撃たれて死んだそうです」と慌てて報告するチョレンイ。それを聞いたユンは同じ銃を持つオンニョニが犯人だとわかり苦笑いする。
暗殺軍団の支部長を捕らえて脅し、オンニョニの居場所を尋ねるユン達。長春に行くことと朝鮮総督府の鉄道局の課長がすべて指示を出していたことを告げる支部長。
ユンは仲間たちと長春行きの列車の通り道に現れる。「今度こそ女に情けをかけるな」と皆に告げるチュンス。
ユン達はやってきた列車に乗り込み鉄道局の課長を捜す。見つけたサングンはユンに「あそこの帽子の女だ」と居場所を教え「オンニョニはいなかったが、カネは彼女が持ってる」と報告する。
見せしめに「ここで殺す」と言うユン、戸惑う仲間たち。拳銃を帽子の女に突きつけたユンは、彼女がヒシンだとわかり動けなくなり、トイレから戻ったオンニョニがそれに気づく。
その時日本軍が現れ、列車を止めるのだった。「行って殺せ」と指示を出すグァンイル。
列車の中ではユンとオンニョニが戦いを始めていた。次々と放たれる弾丸におびえて逃げ出す乗客たち。オンニョニは「さっさと逃げろ」とその混乱の中ヒシンを逃がす。
オンニョニの姿に気づいたグァンイルは、彼女にユンの殺しを依頼したことを思い出し「運び屋はお前だったのか」とつぶやき「あの女を捕まえろ」と指示を出す。
軍人に囲まれ銃を向けられるオンニョニ。「ヒシンお嬢様、ナム・ヒシン」と呼び続けるユンに振り返るヒシン。
3.砂嵐が巻き起こる
「何だあれは、アレを見ろ!」と騒ぎ出す人々。「砂嵐が来るぞ!」と叫ぶチョレンイ。
嵐の中ヒシンを捜すユンは彼女の帽子を見つける。砂嵐の中で混乱しながら銃を撃ちまくるグァンイル。
グァンイルは「全員殺せ」と部下に指示を出し、自らも次々と無差別に人々を銃で殺していく。
オンニョニはグァンイルに撃たれ倒れてしまう。続けてグァンイルはライフルでユンを見つけるが撃たない。
砂嵐が去り、グァンイルは気が付いたオンニョニを見下ろし「よく生きてた、積もる話があるからな」と捕らえるのだった。
逃げた人々とヒシンが林の中で休んでいると、そこに馬賊がやってくる。次々と殺され人々は逃げ惑う。
馬賊にヒシンが捕まり、トランクの中身の大金が見つかってしまう。しかし銃声が次々と鳴り響き、馬賊は全員倒れるのだった。
4.ユンとヒシン
ヒシンが銃声の先を見るとそこにはユンがいた。ユンが近づきヒシンに銃を向ける。
「あなたは誰?さっきも」というヒシン。トランクの中の手紙に気づいて確認したユンは驚き「あなたは課長を装った独立軍ですか?」と尋ねる。うなずくヒシン。
再び銃声が聞こえ、ユンは嫌がるヒシンを隠れさせ馬賊に応戦する。戦いが終わりヒシンの決意を聞いたユンは「私がお供します」と言って「私が死んだ時はこの銃があなたを守ります」と拳銃を渡す。
馬の上で首吊りにしたオンニョニから話を聞き出そうとするグァンイル。「私は運び屋ではありません」と言うオンニョニ。敷設資金がどこにも見つからなかったことを部下が告げ、運搬係が逃げたことに気づくグァンイル。
「生きてるはずのないヤツがあそこにいた」とユン殺害の失敗を責めるグァンイルは「何のことか分かりません」というオンニョニを脅し「死にたくなければ5年前にやり残した仕事を終わらせろ」とユンの殺害を再び命じるのだった。
ヒシンを馬に乗せ、ユンは敷設資金を受け渡す目的地に向かう。名前を尋ねるヒシンにユンは「ただの通りすがりです」と告げるのだった。
第5話 感想
列車でのユンとオンニョニの大迫力のアクションがまた見応えありましたね。もはや定番になりつつある安定感(どっちも死なない)ですが、カッコいいですね。
しかし毎回そうですが、今回は特に列車から降りた乗客などに人をいっぱい使っていて迫力が凄いです。
突然やってきた砂嵐(飛砂)も凄い迫力で、まるで大雪崩のような圧倒的な力を感じました。こういういった何が起きるかわからない意外性がまた面白いですね。
砂嵐で見えない場面での戦いがスリリングで楽しめて、今回は他にも色々起きてジェットコースター的な展開の速さであっという間に見終わってしまいました。
ユンはヒシンを覚えているのに、ヒシンが全く覚えていないのが切ない片思いですね😥いつか結ばれる事を信じてます。
終盤は敷設資金を渡そうとしますが偽物が待っていてヒシンが撃たれてしまい、この先どうなってしまうのか気になりますが次回を楽しみにしたいと思います。
『剣の詩』第6話 あらすじ
1.オンニョニの過去
荷物を持ってボロボロの姿で現れたオンニョニは、村人たちに捕まり村長チュンスの前に突き出される。
馬賊に家族全員殺されたと告げるオンニョニに「一人だけ生き残って辛いのか?」とチュンスが尋ねるが答えない。
「数日だけ村に置いてください」と懇願するオンニョニ。「遠慮するな、お前はやわな女じゃない」とチュンスは告げ、離れに案内する。
国を守れなかった自分たちのせいでこんな世の中になったと謝るチュンスは「家族だと思って暮らそう」とオンニョニに告げる。
「父さんと呼んで、一生頼っていいんだ」と言って食事を与え去っていくチュンス。オンニョニは戸惑いながらも食事をむさぼるように食べるのだった。
2.現在のオンニョニ
チュンスとその仲間たちの元に現れたオンニョニは、昔のように食事をむさぼり食っていた。
食事が終わったオンニョニに「そろそろ言え、何が目的だ」と尋ねるチュンス。「おじさんじゃない、イ・ユンです」とふてぶてしい態度で告げるオンニョニ。
「イ・ユンまで逃したら私は殺されちゃうんです」と説明するオンニョニは「帰ってくるまでここで待たせて欲しい」と告げるが「お前と同じ様に家族だと思っているからそれはできない」と断るチュンス。
チョレンイたちは彼女を牽制するが、一歩も引かないオンニョニがテーブルの下で銃を構えていることに気づき止めるチュンス。
なぜヒシンを狙ったのか尋ねるオンニョニに「あの路線ができたら朝鮮人に被害が及ぶ」と説明するチュンス。
「イ・ユンは違うみたいだね」とオンニョニはユンがヒシンを撃てなかったことを告げ「あんたたちも見たよね?」とチョレンイたちにそれぞれ確認するがみんな「見てない」と話し、隙を見てオンニョニに襲いかかる。
オンニョニは素早い身のこなしで2丁の拳銃を突きつける。オンニョニを説得しようとするチュンスだったが「とにかく早くユンを見つけることだね」と告げて彼女は去っていく。
3.ユンとヒシンはダフールの村へ
テジュ中尉から浄月鎮(チョンウォルチン)付近に運び屋がいると報告を受けたグァンイルは、すぐに兵士と共に向かうのだった。
小屋で目覚めたヒシンは外に出て「ここはどこですか」とユンに尋ねる。「最近できたダフール族の村です」とユンは説明する。
ユンを村で見つけた仲間たちはチュンスに報告する。「うちのユンは面倒に巻き込まれたようだな」と言うチュンスと仲間たちはユンの元へ向かう。
夜の村で祝い事が行われる中、ヒシンとユンは語り合う。「自分勝手でした」と昼も夜も看病してくれたユンに謝り感謝するヒシン。
ヒシンは「お嬢様」と呼ぶユンに対して「これからは名前でヒシンさんと呼んでください」と告げる。
「ここで?」と戸惑うユンはヒシンに催促されるが「今は無理です、時間をください」と照れてしまう。
そんなユンを見て「笑顔のほうがずっといい」と言ったヒシンは「あなたの名前も早く教えてくださいね」と告げるのだった。
穏やかな時間を過ごしていた2人。しかしサングンがヒシンを銃で狙っていることに気づいたユンは、ヒシンに飛びかかり銃弾をかわす。
逃げ出すユンとヒシン、そこにチョレンイが手斧で襲いかかる。振り払いなんとか逃げ出すと今度はグムスがヒシンに襲いかかる。
戦いの末、チュンスと仲間たちに囲まれたユン。それを遠くから銃でオンニョニが狙っていた。
4.現れるグァンイルと日本軍
「この人は独立軍です」と経緯を説明するユンだったがチュンスは「そんなウソを信じると思っているのか」と話を聞かない。
その時照明弾が打ち上がり、日本軍が来るとわかり皆が警戒する。「あとで説明します」とチュンスに告げたユンはヒシンを小屋に隠す。
グァンイルが軍人を大勢率いて村に現れる。ユンの姿に気づいたグァンイルは「そこで話そう」とユンと小屋に向かう。
「独立資金の運び屋を捜している」と尋ねるグァンイルに「ここにはいない、帰れ」と告げるユン。
「この村にいる情報をつかんでいる」と言うグァンイルは「反乱軍の味方か?」とユンをなじる。
「お前から始末する」と銃を向けたグァンイルから、すぐに銃を奪い取り彼に向けたユンに「どうせお前らは全員死ぬ」と外に大勢兵士が待っていることを再確認させるグァンイル。
ユンは会寧(フェリョン)の守備隊長南定夫とその7人の部下を、表にいる少数精鋭で制圧したことを語り「もうすぐ本隊がやってくる」とウソをつき脅すのだった。
「そんなこと信じるものか」と言うグァンイルに「朝鮮出身の将校は作戦を失敗させたら銃殺だ」と日本人とは違う立場をわからせ「落ち着いて判断しろ」と凄むユン。
表では軍とチュンスたちが一触即発の状態になっていた。表に出たグァンイルは彼らを制止して「全員撤退する!」と告げ去っていく。
グァンイルは出口付近に隠れているオンニョニに向かって「ユンと運び屋を殺し、そのカネを私に届けろ」と大声で伝えるのだった。
5.ユンと仲間たちの別れ
ユンとヒシンは、落ち着きを取り戻したチュンスと仲間たちに今までの経緯を再び詳しく伝える。ヒシンが敵ではないことが伝わるが、チュンスはユンを呼び出し離れた場所で話を始める。
「いつから彼女の正体を知っていた?」と尋ねるチュンスに「以前に話した、最後にもう一度会いたいと思っていた人です」と彼女を助けたいことを伝えるユン。
「気持ちも知らずに悪かった」と謝るチュンスだったが、独立軍と関わると村と仲間たちが危険に陥ることから「悔いのないようお互いに生きよう」とユンと別れる決心をするのだった。
第6話 感想
前回の展開が凄かったせいか、今回はあまりストーリーは進まなかったですが、ユンとヒシンの距離が縮まって少しラブロマンス感も出てきましたね。
ユンは照れすぎだろって思いましたが2人は素敵な雰囲気でしたね。
ユンと仲間たちの鋭いアクションが見どころでしたね、短かったですが。カットしていますが、回を重ねるごとにどんどん悪くなっていくグァンイルが今回も「焦土作戦だ」と村の人々の皆殺しを指示していました。
しかし結局ユンに口で負かされてあっさり帰っていってしまいましたけど。
毎回ユンがピンチになると日本軍が現れて、逆にユンを助けているような形になっていて面白いですね😁
別れてしまったユンたちと盗賊団や、辛い子供時代を送り、複雑な思いを抱えるオンニョニが今後どう動いていくのかも気になりますが、また次回を楽しみにします。