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韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第12話~第16話(最終回)あらすじ解説&感想評価

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第12話・第13話・第14話・第15話・第16話(最終回)のあらすじと時系列などの詳しい解説のページです。

最終回まで視聴した感想と評価もあります。

ソンジェとソル以外のサブエピソードはかなり省略していますので、興味のある方は視聴してみて下さい。

画像は各話のイメージとなっています。

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韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第12話 あらすじ

【変えられない選択】

Eclipseの最後のライブにボーカルとして出演したソンジェ。ライブが終わりソンジェは見に来ていたソルと一緒に楽しい時間を過ごしていた。

テソンは父であるキム刑事が事故にあったことを聞きつけて慌てて病院へとやってくる。

重傷だが元気そうな父の姿を見て安心したテソンは何が起きたかを尋ねると、キム刑事は逮捕したヨンスが逃亡してしまったことを説明する。

ソンジェとソルはそれぞれの家のニュースでヨンス逃亡を知る。

ソルはキム刑事を呼び出し5月10日に自分が拉致される予定の場所へと連れて行き、ヨンスが来るから当日にこの周辺を張り込んで欲しいと頼む。

ソルはヨンスを逮捕するために自らおとりになろうとしていた。心配で追いかけてきたソンジェは物陰からその話を聞いていた。

インヒョクはオーディションで失態を演じてしまい、ショックで実家に戻っていた。

ソンジェとテソンとソルは一緒にインヒョクに会うため実家のある田舎の海岸丹浦里へと向かう。

クム・ビデオに現れたヨンスはソルの母の電話に聞き耳をたてて、ソルが丹浦里にいることを知る。

皆と楽しく過ごしていたソルだったが、新しく変わってしまった過去の記憶が脳裏に浮かび、これから起きる出来事に気が付きはじめていた。

ソンジェと2人きりで夜を過ごすことになったソルは「今日、突然未来に行っても悲しまないで」とソンジェを見つめ…

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第13話 あらすじ

【何度目かの冬】

記憶が蘇り、これから崖でヨンスに追い詰められることを知ったソルは、命の危険があるソンジェを引き離そうと未来に戻ったフリをして帰りの電車から降りてしまう。

ソルは「自分の運命は自分で変える」と決意していた。

ソンジェは、前日からソルの様子がおかしかったことや、未来に行ったはずなのに時計を身につけていたことに気がつく。

ソルはキム刑事に連絡して丹浦里の港に来てくれるように頼み合流する。ソルはヨンスを誘い出すおとりになり、キム刑事はソルを見守りながら追いかけていく。

ソルの考えに気がついたソンジェも港に来ていたが、なかなかソルを見つけられない。

その時ソンジェにヨンスがぶつかる。ヨンスに気がついたソンジェ、ヨンスは慌てて逃げ出しソンジェが追いかける。

ソンジェが通報していたことを知ったソルは、ソンジェが来てしまったことを知り急いで崖へと向かう。

ソルが崖に到着するとソンジェはヨンスに刺されて海へと落ちていき、ヨンスはキム刑事たちに逮捕される。

2023年

ソルは未来に戻り、何度も季節が過ぎてまた冬がやってきた。ソルは映画製作会社のプロデューサーになっていた。

ソルは俳優を説得しようとしてトラブルになり警察署に来ると、刑事になったテソンと再会する。

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第14話 あらすじ

【愛を失った2人】

海岸から遺体で見つかったソンジェの姿を見て泣き叫ぶソルは彼が付けていた腕時計に気がつく。

ソルは過去に戻る回数がすでに0になってしまった自分の時計と表示が3のソンジェのつけている時計を見て、再び過去に戻ることを思いつく。

「出会うべきじゃなかった」とソルはつぶやきながらソンジェの時計を利用して2008年に戻り、配達に来たソンジェと出会わない選択をする。

2023年

乱暴な文章の退職届を見られる前に取り戻すため映画祭で社長のバッグを盗むソル。その姿を映画祭に来ていたソンジェが見てしまう。

走ってきたソルと階段でぶつかりそうになり受け止めるソンジェだったが、過去のソルとの思い出は全て無くなっていた。

お互いに封筒を落としてしまい、映画祭の受賞作品が書かれた紙とソルの退職届が入れ替わってしまう。

ボンシネマから企画書が送られてきて、ソルの書いた脚本を読むソンジェ。

脚本には「悲劇的な死を迎えた男と彼を救うために15年前に戻った女の物語」と書かれていて、ソルとソンジェの消えてしまった思い出が描かれていた。

読んだソンジェは覚えていないはずなのになぜか涙が出てきてしまう。

ソルはソンジェと会わないように出演を断り、冷たい態度を取っていたが、なぜかお互いに引き寄せられるような出来事ばかり起きる。

ソンジェは不思議な記憶が見えるようになり、胸が苦しくなっていた。

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第15話 あらすじ

【心に刻まれた記憶】

脚本を読んでから不思議な感覚があり、映画に出たいと追ってきたソンジェとソルは観覧車で2人きりになっていた。

体調を崩したソルは観覧車の中で倒れてしまい、ソンジェは抱えて自分の部屋へと連れていく。

朝になり回復して目覚めたソルは戸惑いながらもソンジェの部屋を出ていこうとするが、心配するソンジェは強引に朝食を食べさせる。

ソンジェはソルと会うたびに記憶の断片が思い浮かんでいた。

ソル脚本の映画に出演することになったソンジェ。

映画会社と芸能事務所が集まり会合が行われる中、ソンジェは悲しすぎる結末を変えたいことを語り「女との記憶を失った男が偶然女と再会して、また恋に落ちる結末です」とハッピーエンドを望んでいた。

ソルは「運命から逃れられない最悪の結末では?」と否定しようとするが、ソンジェは「たとえ短くても愛する人と過ごしたい」とソルに向き合う。

ソルに好意を持ち、追いかけてきて声を掛けるソンジェに、ソルは「他に愛している人がいる」と諦めるように告げる。

ソルは涙を浮かべながら「さようなら」とソンジェの元から去っていく。

映画会社と打ち合わせをすることになったソンジェはソルが退職してしまったことを知り…

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第16話(最終回)あらすじ

【願い】

記憶が戻ってきたソンジェは頭痛と耳鳴りがして道路でふらついていた。

そんなソンジェの前に、車で逃げるヨンスと追いかけるテソンが近づいてくる。

ソンジェに突っ込もうとしたヨンスの車に、テソンは車をぶつけて逮捕しようとするが、車を降りたヨンスは走って逃げ出す。

逃走中のヨンスは道路に飛び出し、大型トラックに跳ね飛ばされ川へと落ちていく。

タクシーに乗っていたソルはラジオのニュースでヨンスが死亡したことを知る。その現場でソンジェが交通事故に遭ったことを知り、慌てて病院へと向かう。

病院で目覚めたソンジェもまた、すぐに起き上がりソルの元へと急ぐ。

ソルは小さな橋の前でソンジェの無事な姿を見つけて「ソンジェ、これで本当に終わったの」と心の中でつぶやき、涙を流して安堵する。

ソンジェは戸惑うソルに近づき抱きしめて「全部思い出した」と告げる。

ソルは号泣しソンジェと抱きしめ合いキスをする。

韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第12話~第16話 解説&感想

『ソンジェ背負って走れ』第12話 解説&感想

2009年

テソンの父率いる警察たちがヨンスに逃げられてしまいますが、どうやって逃げ出したのか詳しい描写はありません。

前回のラスト(事故車と気絶した警察官、外された手錠、歩いていくヨンス)でなんとなく想像出来ますね。

ヨンスはクムビデオ(ソルの実家)でソルの母がソルと電話をしているのを盗み聞きします。

この行動で今後の未来が変わってしまい、5月10日に工事中の建物で起きるはずだった誘拐事件が、海岸(丹浦里タンポリ)へと舞台を移します。

ソルは変わってしまった未来の新しい記憶が見えてきます。中身が2023年のソルなので、2009年のこれから起きることは記憶にあるはず、ということですね。

ソルが丹浦里の崖で見た新しい記憶は、自分がヨンスに崖に追い詰められソンジェが助けに来る場面でした。

ソルは、命が危ないソンジェを引き離す作戦を考えます。

決意を固めたソルはソンジェと最後に幸せな時間を過ごし「今日、突然未来に行っても悲しまないで」と前フリをして別れのキスをします。

翌日になり、帰りの電車で34歳のソルは、34歳のソルが未来に戻ってしまい19歳の何も知らないソルになっているフリをします。

ソルは混乱しているフリをしてバスを降り、ソンジェを引き離します。ソンジェは「未来へ戻ったのか?」と戸惑います。

電車を降りたソルは自分の運命を変えるために1人でヨンスに立ち向かおうとしていました。

インヒョクの実家周辺の海辺でみんなで遊ぶシーンは景色も良くて楽しかったですね。個人的には大好きなシーンです。

テソンの車が流れてしまい、突然歌謡曲が流れるのも笑っちゃいました。

『ソンジェ背負って走れ』第13話 解説&感想

2009年

今回のオープニングでは未来を知ったソルがウソをついてソンジェを引き離すまでを、思い出づくりのデートシーンやソルの心情などを詳しく描写して回想しています。

デートシーンでは観覧車の中でソンジェがソルの誕生日を祝い、Sのマークが入ったタグの付いたネックレスをプレゼントします。

その後、ソルは丹浦里でこれから起きる出来事の時間や道順などを思い出し、ヨンスを逮捕してもらうため囮になる作戦を実行します(刑事であるテソンの父に連絡し、すでに見張っています)

ソルはヨンスをおびき出すために歩き始めますが、ソルが丹浦里に残っていたことを知ったソンジェが警察署に通報していて、ソルとテソンの父たちは一緒に保護されてしまいます。

ソルを捜していたソンジェは偶然ヨンスとぶつかり気がついて追いかけますが、崖の上で刺されてしまい、そのまま海へと落ちて帰らぬ人となってしまいます。

2023年

ここで未来のシーンに戻り「私が生きてた時間に戻って何度も季節が過ぎてまた冬になった」とソルの心の声があり、街頭ビジョンから現在が2023年末であることがわかります。

ソルはボン・シネマでプロデューサーになっていました。しばらくソルの仕事風景が描かれます。テソンはソルの親友となり、刑事になっていました。

ソルは社長から退職届を取り返すために映画祭に行くことになりますが、そこで亡くなったはずのソンジェと再会します。

2009年回想シーン

海からソンジェの遺体が運ばれますが、ソルはこの時ソンジェが付けている腕時計に力が宿ったことに気が付きます(ソンジェが亡くなると力を宿すことを思い出しました)

自分が持っていたソンジェの時計(未来から持ってきた)はタイムトラベルの回数が無くなってしまったので、ソンジェが今付けている回数が3:00になっている時計を使ってソルは過去へと戻ります。

2008年

ソルは「会うべきじゃなかった」と、ソンジェを配達員と間違えて一目惚れされた時間に戻り、彼に出会わない選択をします。

そうしてソンジェは未来でも生きていますが、ソルとは出会っていないので他人の関係になってしまいました。

『ソンジェ背負って走れ』第14話 解説&感想

2009年回想シーン

オープニングは前回の回想シーンを詳しく描写します。ソルはソンジェと出会わず、引っ越すことになりその後も顔を合わせることはありませんでした。

2023年

ソルと出会わない新たな未来では、ソンジェは俳優になっていてEclipseは結成されていない様子ですね(年末はインヒョク単独のファンミーティングになっている)しかしマネージャーは変わらず同じでインヒョクとも仲がよさそうでした。

ソルの自伝ともいえる脚本「記憶を歩む時間(仮題)」内容は「悲劇的な死を遂げた男と彼を救うために15年前に戻った女の物語。運命の時間の中で再会し、過去と現在を行き来するファンタジーロマンス」

ラストシーンは女が男の人生から自分を消し去り「これでよかった、最初から出会ってはいけない運命だったと、女の記憶にだけ存在する曲「夕立」が静かに流れてくる」となっていました。

これを読んだソンジェはなぜか心を揺さぶられ涙を流します。その後ソンジェは消えてしまった出来事の夢を見るようになります。

ソルは自分の脚本の映画に出演しようとするソンジェを冷たく突き放しますが、運命が2人を近づけていきます。

ソンジェのストーカーの女の子が偶然ヨンスとぶつかり、誘拐されそうになって警察署でテソンに事情聴取されます。

ソンジェは自分を避けているソルが乗った観覧車に一緒に乗り込みます。脚本のラストシーンを変え映画に出ようとするソンジェですが、ソルは聞く耳を持ちません。

ソルはソンジェとの過去を消す以前に観覧車で貰った誕生日プレゼント、Sのマークが入ったネックレスを現在のソンジェがしていることに気が付きます。

『ソンジェ背負って走れ』第15話 解説&感想

過去でソルに宝くじの当選番号を聞いていたソルの兄でしたが、酔っ払って当選番号を周辺の人に話してしまい、元々当選金額が50億ウォンのところを当選者が50人いたために1億ウォンになりました。

金額は日本円にすると1千万ちょっとぐらいです。金持ちにならずに生活を安定させるのにちょうど良い金額になりましたね。

ソンジェは過去の記憶が少しづつ蘇っている様子です。テソンもソルに対する過去の自分の気持ち(現在は友達)が残っているようですね。

ソンジェはソルの部屋でソルがタイムカプセルに入れるはずだった時計(ねじ巻き)に何か惹かれるものがあり、手に取りますが、ソルが取り返そうとして落としてしまいます。

「俺が直すよ」とソンジェは強引に時計を持ち帰ります。ソンジェはソルと出会っていた世界で自分が初めて作った曲「夕立」を思い出し歌い始めます。

そして時計のネジを回すと、今までのソルとの消えてしまった記憶が蘇ってきました。

ソルの祖母は全てを知っているかのように「今まで経験した数え切れない記憶はどこにも行かない、心の中に存在している」とソルに語ります。もしかすると祖母は全ての世界の記憶があるのかもしれませんね。

キム・ヨンスはこちらの2008年(ソルと会っていない)でも事件を起こして殺人未遂で服役していたようです。逮捕したのはテソンの父でした。

2023年現在はヨンスは連続誘拐犯の容疑者としてテソンが捜査、テソンたちはヨンスを待ち伏せて追いかけます。

車で逃げるヨンスは、混乱して道路を歩いていたソンジェに突っ込みそうになりますが、テソンがなんとか防ぎます。

その時ようやくソンジェの記憶が全て戻りました。

記憶といってもパラレルワールドのような別世界のことなのでどうなっているのかわかりませんが、本作はあまり難しく考えずにドラマチックなファンタジーとして純粋に楽しむのが良さそうですね。

ついに次回で最終回です。素晴らしい物語の余韻をたっぷりと味わいたいと思います。

『ソンジェ背負って走れ』第16話(最終回)解説&感想と評価

ヨンスは少し前からソンジェを狙っている様子がありました。

この世界線ではソンジェとは出会ってないはずですが、テソンや他の人同様にどこか心の中に恨んでいた記憶が残されていたのかもしれないですね。

この世界でのヨンスも過去にチュヤン貯水池で殺人未遂事件を起こして服役していたようです。ソルの代わりに誰かが誘拐されて、未遂なので同じように逃げた可能性が高いですね。

連続誘拐未遂事件の容疑者でもあったようなので、ソンジェのストーカーの女の子など誘拐されそうになった複数の被害者がいたのかもしれませんね。

キム・ヨンスの動機などについては最後まで詳しくは語られませんが、女性ばかりを狙ったサイコパスだったのでしょう。

最終回のあらすじは冒頭10分ほどの内容になっています。その後は全話見た視聴者が余韻を楽しめる内容となっています。

ソンジェとソルの幸せな時間や、ソルの兄とヒョンジュ夫婦と子供、母と祖母、ソンジェの父、インヒョク、テソン、それぞれの生活や未来が映し出されます。

最高のラストシーン&豪華な映像もたっぷりとありますので、気になる方はぜひ視聴して楽しんでみてくださいね。

最終回まで見た個人的評価はです。

ロマンスとサスペンス、コメディ、ファンタジー要素のバランスがとっても見事でした。

ちょっとタイムトラベルが分かりづらかったり、家族のエピソードが余分に感じたりする部分はありますが、笑って泣いてドキドキしながら楽しめる大傑作だと思います。

音楽も素晴らしかったですね、ソンジェやEclipseの歌はもちろん、様々なアーティストが歌っている挿入歌も素晴らしかったです。

「lovely runner ost」でYoutube検索するとプレイリストなど色々出てきますので聴いてみて下さい。

個人的にはラストシーンで使われているエンディングテーマの10CM 「spring snow(봄눈)」がやはり一番強く印象に残っています。

なにより主演のキム・ヘユンのシリアスからコメディまで幅の広い素晴らしい演技と、ピョン・ウソクの美しく華麗な雰囲気がありながら、時折可愛さも見せてくれる演技がとても魅力的でした。

長いあらすじ解説を読んでいただきありがとうございました。

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