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ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第8話第9話第10話(最終回)あらすじ考察感想

日本テレビで放送されている考察系サスペンスドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第8話第9話第10話(最終話)あらすじと考察、感想のページです。

全10話完結したので全話視聴した感想と評価や、その後を描いた第10.5話となるHuluオリジナルストーリーについても書いています。

各話あらすじ終盤は省略していますので、気になる方は見逃し配信などで視聴してみてくださいね。

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第8話終了時点での灰川邸の生き残り状況

灰川邸で生活していた子供たち、現時点では蓮水花音川口悟東優磨の3名が生き残っています。

  • 神代健流
    • 2024年、白骨化した遺体となって見つかる。
  • 蓮水花音
    • 音信不通で何をしているのか不明。冴木の前に姿を現すが…
  • 瀧本蒼佑
    • 2017年、鈴木の銃弾に倒れる。
  • 沖島マヤ
    • 2024年、ビルの屋上から突き落とされる。
  • 川口悟
    • 現在は法律事務所で働いている。
  • 東優磨
    • 恐怖で部屋にこもっていたが、突然何者かに追われるように道路に飛び出して車にひかれて意識不明。

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第8話あらすじ

冴木は墓場から去ろうとする花音を「一体何があったんですか?」と呼び止めるが、花音は「もう冴木さんを巻き込むつもりはありません」とタクシーで去っていく。

灰川邸のそばの森で白骨化した遺体が発見され、現場に取材に来ていた燈子は冴木に連絡する。

2人は警察署で五味に詳細を聞くと、山中で見つかった遺体は美来ではなかったが、遺体発見現場で花音の姿が目撃されていることを知る。

冴木と燈子は調査を再開する。灰川邸の生き残りである悟に会うとマヤの事件は、素行が悪かったため灰川邸から追い出された健流の逆恨みによる犯行ではないかと聞かされる。

次に優磨に会いに行くと彼は部屋にこもり「みんな殺されるんだ」と怯えて何も聞けなかった。

次に健流の母、陽子に会いに行き健流の行方不明以前の様子を聞く。

健流の過去

19歳になった健流は灰川邸を追い出され自宅に帰ってきていた。

離婚している陽子と健流、そして健流とは父が違う弟と3人で暮らしていたが、健流が弟に乱暴したため陽子に追い出される。

健流は家を出てからは連絡もせずに、毎年黄色いカーネーションを陽子に送ってくる。

2024年

燈子は顔に傷のある男の写真を見せ、健流と同一人物かを陽子に尋ねるが「健流じゃありません、どんなに顔が変わっていても分かります」と答える。

帰り道で燈子は陽子の証言を疑い、健流が送っていた黄色いカーネーションの花言葉が「軽蔑」であることを冴木に話す。

陽子の部屋を顔に傷のある男が訪ねてくる。

夜になり、優磨は花音に電話をかけた後に、何かに追われるように部屋を出て道路に飛び出し、トラックにひかれてしまう。

冴木と燈子は事故現場の映像に映る花音が持つ風船を配っていた喫茶店「Mimoza Cafe」へ聞き込みに向かう。

冴木は聞き込みの最中にこっそり喫茶店のニ階へと上がっていく少女たちの姿を見て、店員の制止を振り切って追いかける。

ニ階の扉を開けると、中には行方不明だった美来と一緒に数人の少女たちが集まっていた。

燈子は美来の発見を喜び、彼女を抱きしめる。店員はカフェと併設して居場所のない女の子のシェルターもやっていることを燈子たちに説明する。

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第8話考察&感想

花音が破った灰川の日記には「家族の秘密」が書かれていたようですね。花音がなぜ破ったのか、大きな秘密が隠されていそうですね(まさか健流を…)

健流には父親が違う兄弟がいました。詳細は語られませんが一緒に暮らしていた期間もあり、現在は家を出てからは母である陽子に連絡はないようです。

いまだに正体のわからない顔に傷のある男はもしかするとその人物なのかも、なんて可能性もありそうですね。

美来の腕にあったリッカのマークのタトゥーは、花音の昔話を聞いて絆に憧れて入れただけのようですね。

終盤は行く場所のなかった美来が花音に助けられていたことがわかり、花音は美来との去り際に「降り積もれ~」とあの詩をつぶやきます。

その話を聞いた冴木は花音が灰川の故郷である蔵土村へ向かったことに気が付き…「蓮見さん、俺と逃げませんか?」

まさかの展開でさらに面白くなってきました。また次回を楽しみにしたいと思います。

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ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第9話あらすじ

部下からの報告で五味は灰川邸の近くで見つかった遺体の身元が神代健流だったことを知る。

一方、蔵土村に来ていた花音を追いかけてきた冴木は「俺と逃げませんか?蓮見さん」と花音に声をかける。

戸惑う花音だったが、その時顔に傷のある男が現れて冴木に刃物で襲いかかる。

揉み合いになり刺されそうになった冴木だったが、五味たちがやってきて銃で制圧し、顔に傷のある男は逮捕される。

警察署に戻った五味は顔に傷のある男の取り調べを始めるが、彼は一言も喋ろうとしなかった。

健流の遺体の調査が進み、彼が灰川邸を出ていったばかりの19歳の時にすでに亡くなっていたことがわかる。

冴木と五味と燈子は一緒に捜査を進め、花音、マヤ、優磨は以前から健流の死を知っていたことに気がつく。

五味は容疑者である花音と親しい冴木がこれ以上深入りしないように「ここからは一人で捜査する」と伝える。

捜査を外された冴木だったが、真相を確かめるために燈子と一緒に捜査を進めることになった。

冴木たちは花音がいた養護施設「あかりの郷」を訪ねる。

母が服役している間、7歳までいた花音には兄弟のように育った涼という名の2つ年上の男の子がいたことがわかる。

五味は健流の母陽子に健流のフリをして黄色いカーネーションを送っていた人物を捜していた。

冴木たちと五味のさらなる調査で顔に傷のある男の名前が瀬川涼だと判明する。

瀬川涼の過去

養護施設で育った幼い頃の約束から花音を守ろうとしていた涼。

涼は花音が灰川と幸せに過ごしていると思っていたが、家に戻った花音が母親から金をせびられひどい扱いを受けていることを知り、夜中に寝ている花音の母と部屋に火をつけていた。

しかし部屋が爆発してしまい、涼は顔に大きな火傷の傷を負う。

花音を幸せにすると言った灰川に文句を言いに行く涼だったが、灰川から「”この秘密”を守るためにも俺にはやることがある、花音を君に任せたい」と頼まれる。

涼は陰ながら花音を見守り続け、時には姿を見せて助けていた。

2024年

取り調べで涼の話を聞いた五味は、マヤと優磨への犯行を問い詰めるが、涼は「お前たちは何もわかってない」と告げるのだった。

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第9話考察&感想

今回は顔に傷のある男、瀬川涼の謎が明かされました。

養護施設で花音と仲良く育ち、彼女をずっと見守ってきた涼は、灰川で鈴木を襲った時がありましたが、彼が危険人物だと気がついて襲いかかったようですね。

もちろん花音はその時は彼が涼だったとは気がついていませんでした。そしてその時に花音に流れ弾が当たって意識不明にしてしまったことを後悔して部屋で一人で泣き叫んでいました。

健流の母に黄色いカーネーションを送っていたのは灰川でした。灰川亡き後は花音が送り続けていたようです。

健流を殺してしまった?花音たちが、懺悔の気持ちでカーネーションを送っていたんでしょうね。

マヤたちが襲われていたのは健流の復讐を真犯人が行っていたんじゃないかと予想されます。

涼の残した言葉と気になる真相とは…

最後に姿を見せた陽子の姿に最終話を楽しみにしたいと思います。

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第10話(最終話)あらすじ

花音に会いに来た八木橋陽子。待っていた花音は「私がここで全部終わらせます」と話しかける。

警察署では陽子が息子である健流の死に関わっている人物たちに次々と接触し、復讐していたことに気がつく。

花音は陽子を殺害現場へと連れて行く。冴木は燈子と悟に合流し、悟の家のポストに入っていた破られた灰川の日記のページを見る。

そこには屋敷で健流に起きた出来事が書いてあった。

健流がなぜ殺されたのか

灰川邸では子どもたちが灰川の誕生日を祝ってパーティーを行っていた。

地下室へとサプライズの品を取りに行った花音。そこには健流の姿があった。

灰川に実の息子がいたことを知り、裏切られた気持ちでいる健流をなだめようとする花音。

しかし灰川邸から追い出され母からも拒絶されていた健流は逆上して花音の首を絞める。

そこにやってきたマヤが健流を止めるためハサミで後ろから刺してしまう。

激怒した健流は今度はマヤに襲いかかろうとして突き飛ばされ、倒れて背中のハサミが身体深くまで突き刺さり息絶えてしまう。

そこに灰川がやってきて「あとは俺がなんとかする」と優磨と一緒に遺体を近くの山林に埋めるのだった。

2024年

陽子は、自分が追い出したせいで死んだわけじゃない、健流が生きていると信じたかったために真実を話したマヤを突き落とし、生きていると言ってくれない優磨を追いかけていた。

涼は花音を助けるためにわざとケガをして警察から逃げる。

五味たちは灰川邸を調べるがすでに誰もいなかった。入院中の優磨が目を覚まし「最後に行くならあの場所しかない」と悟に健流を埋めた場所を教える。

花音は「愛する息子のために私を殺してください」と陽子に告げる。持っていた包丁で襲いかかろうとする陽子だったが、そこに冴木がやってきて制止する。

さらに涼がやってきて陽子を銃撃するが、花音は「私が死ねば何もかも断ち切れる」と自らに包丁を向ける。

陽子に銃を向けとどめを刺そうとする涼、しかし冴木がかばって代わりに撃たれてしまい…

ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』第10話(最終話)考察&感想

前からやけに陽子がクローズアップされている気がしていましたが、2024年の事件の真犯人だったんですね。

あらすじでも書いていますが、陽子は健流が死んだことを信じたくなかったためにマヤを突き落とし、生きていると言って欲しくて優磨を追いかけていました。

最終話でわかった真相です↓

灰川は鈴木をかばうだけじゃなく、長引いて健流の事件が発覚しないために自首していたことがわかりました。

花音は真犯人が灰川とは別にいることを知らせ捜査を続行させるためにマヤに頼んで階段から落ち、襲われたと偽装していました。

灰川邸で健流を殺してしまった事件は悟と蒼佑は知りませんでした。

花音は美来を保護している時に涼と再会して、彼が灰川から健流のことを聞いて知っていたことや「今度こそちゃんと守りたい」と言われていました。

終盤は、現場に五味が警官たちを連れてやってきます。陽子は罪を認め逮捕され、健流殺害の件はマヤが亡くなっていて、死体遺棄罪は時効を迎えていたため誰も起訴されませんでした。

そしてそれぞれの人生が動き始めて…

全話視聴した感想&評価

ついに終わってしまいました。

独特の切ない雰囲気と魅力的なキャスト、そして謎だらけで先が読めないミステリアスな展開で最後まで楽しませてくれました。

正直、事件は鈴木や陽子の動機が弱かったり、引っ張っていた割に美来の失踪には事件性がなかったりとやや物足りない感はあります。

少しずつ真相が明かされていく過程はかなり面白かったですね。蔵土村とか降り積もれ~の詩とかも何かあるんじゃないか?と深読みさせてくれました。

冴木と花音のちょっとロマンチックな仲も良かったです。あれだけ助けてくれた涼は?ってなっちゃいますけどね。

本作の個人的評価はです。

ストーリーに関しては凄まじく面白くなりそうなポテンシャルがあったので後半の失速がやや残念でしたが、やはり山梨県を舞台にした雰囲気と成田凌、吉川愛を中心にキャストの演技と魅力がとても素晴らしかったと思います。

しかし原作最新第8巻のあらすじを読むと、もはや別物じゃないかと思えるほど壮大なストーリーになっていてドラマで期待していた内容以上に面白そうに見えるので、余裕ができたらぜひ読んでみたいですね。

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原作:井龍一 伊藤翔太『降り積もれ孤独な死よ』

【Huluオリジナルストーリー】10.5話「それから」

登場人物たちのその後を描いたHuluでしか見れない【Huluオリジナルストーリー】10.5話「それから」の配信も始まりました。

内容は最終話の後の冴木と花音が、今までのハードなストーリーでは考えられなかったコミカルで仲の良いやり取りを過去のシーンを交えながら楽しませてくれます。

もちろん悟と優磨のその後や、燈子のその後も見せてくれます。

やや回想シーンが多めですが、本編を見終わってロスになってる方には絶対オススメできる、深い余韻をしっかりと味わえる作品となっていますのでぜひチェックしてみてくださいね。

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