韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第7話・第8話・第9話・第10話・第11話のあらすじと時系列などの詳しい解説のページです。
ソンジェとソル以外のサブエピソードはかなり省略していますので、興味のある方は視聴してみて下さい。
画像は各話のイメージとなっています。
第1話~のあらすじはこちらから↓
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第7話 あらすじ
【消えた時計】
2008年9月1日事故当日(以前の人生)
ソルに片思いするが声をかけられないソンジェは、バスで寝てしまったソルを起こせずに見守っていた。
ソンジェが荷物を落として手間取っていると、目が覚めたソルは慌てて貯水池でバスを降りてしまう。
ソルがいないことに気がついたソンジェだったが終点まで連れて行かれてしまう。
雨の中やってきたタクシーに乗り込もうとするソルだったが、中にあったロープとカッターの不気味さにその場を立ち去ろうとするが運転手に拉致されてしまう。
運転手が席を外した隙に手首のロープをカッターで切り脱出したソルだったが、走って逃げる所をタクシーにひかれて橋の上から転落してしまう。
その姿を目の当たりにしたソンジェは、急いで貯水池に飛び込みソルを助け出す。陸に上がったソンジェは襲ってきた運転手と格闘になるが、やってきた警察に運転手は逮捕される。
ソルは病院に運ばれるが、ショックで事故の記憶をなくし歩けなくなっていた。
2008年9月1日現在
ソンジェに会うため家を出たソルの前に不審なタクシー運転手が現れる。彼の顔を見て当時を思い出したソルは慌ててタクシーから逃げるが拉致されてしまう。
ソルは当時の記憶をもとにカッターでロープを切りタクシーの鍵を抜き取って逃げ出す。貯水池で事故に遭ったと聞いていたソンジェは心配になり急いで現場へ向かう。
ソンジェは派出所へ行きソルの捜索を頼む。
軽トラックに乗り換えた運転手にソルはひかれそうになるが、警察官であるテソンの父とソンジェがやってきて何とか助かる。
次の瞬間ソルの付けていたソンジェの時計が動き出し、ソルは再び2023年へと戻ってしまう。
2023年
ソルは現在が2023年1月1日で、現在は映画制作会社の社員になっていることを知る。運命が変わりソンジェが生きていることに喜ぶソル。
ソンジェと橋で合う約束をしていたソルは急いで向かうが時間が過ぎていたせいかソンジェはいなかった。ソルは一人タイムカプセルを探しに行くが埋めた場所はなくなっていた。
変わった未来に戸惑うソルは、なくなってしまったソンジェの時計を探すが見つからない。
過去にソンジェの告白に「私のことは諦めて」と言ってしまったソルは、ソンジェに会いたいのに合わせる顔がなかった。
ソルはソンジェの命日になるかもしれないコンサートが2週間延期されていたことを知りショックを受ける。
そしてコンサート当日になり…
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第8話 あらすじ
【動き出した時間】
ソンジェは2022年6月に花壇ごと撤去されそうだったタイムカプセルを掘り出していた。
2023年1月1日に約束の橋の上でタイムカプセルを持ち、ソルとの再会を楽しみにしていたソンジェだったが、いくら待ってもソルが来ず写真を撮られてしまい仕方なく帰る。
家に戻ったソンジェはタイムカプセルを開けてみる。
中にはソルから「ソンジェ生きててくれてありがとう」と感謝の手紙と時計が入っていてまた流れていく時間をプレゼントすると書いてあった。
2週間後、コンサート会場のソルは今がソンジェが亡くなった日と同じ状況になっている事に気が付き、慌てて橋へと向かう。その後ろ姿を不審な男が見つめていた。
映画制作会社からの花束を受け取ったソンジェは、持ってきた人物がソルだったことを知りコンサート会場の外を捜すが見つからず漢江の橋へと向かう。
橋でソルはソンジェと再会する。ソンジェを一人にすると危ないと思ったソルはなんとか一緒にいようと説得し、ソンジェの家にやってきた。
ソルは「今夜はそばにいないと安心できなくて」と正直な気持ちを伝える。
ソンジェの部屋でタイムカプセルを見つけたソル。ソンジェはソルに1月1日に約束の場所へ行ったことを伝える。
ソルは自分も遅れて約束の場所へ行っていたことや「私もずっと好きだった、会いたかった」と気持ちを伝える。
「今は?」とソルを見つめてキスをするソンジェ。ソルを家に送ったソンジェは嬉しそうに車で帰っていくが、不審な男はその様子を車の中からずっと眺めていた。
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第9話 あらすじ
【私を放っておいて】
2023年
襲われて手術中のソンジェ。ニュースを見たソルは慌てて病院へと向かうとソンジェの父が心配そうに座っていた。
ソルはソンジェの危険を回避するために再び過去に戻ろうとするが、現在の時計の在り処がわからなかった。
ニュースが流れ、ソンジェを襲ったのはソルを襲ったのと同じ犯人「キム・ヨンス」の逆恨みによる計画的犯行だったことを知るソル。
ソルは自分が知らない過去に再びソンジェとヨンスにトラブルがあった可能性を考える。
テソンの父キム刑事に当時の捜査資料を見せてもらったソル。
2009年5月10日にソルがヨンスに再び拉致され、助けに来たソンジェとヨンスが揉み合いになりソンジェは近くにあったブロックでヨンスに反撃していた。
ソルはソンジェの死は自分に責任があるとわかりショックを受ける。
ソルは祖母がつけていたソンジェの時計を発見し、夜を待って過去へと戻る。
2009年3月17日
ソルが気がつくと2009年ヨンソ大の石像の上にいた。驚いて落下してしまったソルをソンジェが受け止める。
関わるとソンジェに危険が及ぶと心配するソルは慌ててその場から逃げ出し、5月までにヨンスを逮捕しようと作戦を練る。
ソルは警察ヘ向かい、貯水池の事件と同じ人物に再び誘拐されそうになったことを通報し、持っていたタクシーの鍵を渡す。
ソルはヒョンジュに強引に誘われ新入生歓迎合宿へと向かう。ソルは歓迎会の罰ゲームで一緒に来ていたソンジェに恥ずかしいところを見られてしまう。
一人で逃げ出すように合宿から帰ろうとしたソルは林に入って迷って動物用の罠にかかってしまう。そこにやってきたソンジェが助けて合宿に連れ帰る。
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第10話 あらすじ
【好きになる資格】
ソルはソンジェに未来からタイムスリップしてきたことを伝えるが、信じてもらえなかった。
自分を振るためにウソをつかれたと思ったソンジェは一人になりため息を付いていた。
ソルはキム刑事から捜査が進み、ヨンスが殺人容疑で指名手配になったことを聞く。
インヒョクはソンジェにEclipseのオーディションに一緒に出て欲しいと頼みにいくと、ソンジェはあっさりと了承する。
テソンと再会したソルはテソンの父であるキム刑事に、2023年に「私じゃなくて、ソンジェを守って」と伝えてほしいと頼む。
テソンは貯水池の事件の犯人に関係あると気がついたが混乱してしまい、ソルは未来から来たことを告げる。
ソルが家に戻ると雨漏りになっていて、ちょうど近くにいたソンジェとテソンがソルの家族に頼まれて雨水を受け止めて協力することに。
しかしソンジェとテソンはソルを巡って言い争いになり、ケンカになってしまう。
なんとかケンカは収まったが、時間が遅くなりソルの母はテソンを泊めようとしていた。ソルが心配なソンジェは自分の家へとテソンを連れて行く。
ソンジェの家でくつろぎだしたテソンは「ソルが自分よりお前を守って欲しいと」ソンジェにソルが言っていたことを伝える。
翌日Eclipseのオーディションが始まり…
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第11話 あらすじ
【もう少しだけ】
ソルの埋めたタイムカプセルを開けて見たソンジェは2023年に自分が死ぬ可能性に気がついたが、不安を見せずにソルを抱きしめる。
ソンジェはソルにいつ未来に戻ってしまうのか尋ねると、ソルは時計の1の表示を見て未来に戻るともう過去には戻れないことに気がつく。
「1ヶ月後くらいかな」と言うソルに「戻ったら未来で会おう」と告げるソンジェ。
気持ちが通じ合ったソルとソンジェは恋人として幸せな日々を過ごしていた。
ソルは死の原因が歌手ではないこと知った今、何とかソンジェを歌手にしたいと考える。
テソンと会ったソルは、近所で見かけたトラックがヨンスの物だったことを知らされる。
心配して家族に打ち明けるよう提案するテソンだったが、ソルは「誰にも話さず秘密にして」と考えを変えなかった。
そこにソンジェがやってきてソンジェはテソンと2人で飲みに行くことに。ソンジェは酔ったテソンからヨンスのことを聞いてしまい…
『ソンジェ背負って走れ』第12話~第16話(最終回)あらすじ解説&感想
韓国ドラマ『ソンジェ背負って走れ』第7話~第11話 解説&感想
あらすじと多少被っている部分があります。解説がメインで感想はちょこっとだけです。
『ソンジェ背負って走れ』第7話 解説&感想
冒頭はソルが交通事故に遭った日の回想シーンから始まります。
2008年9月1日 交通事故当日(34歳のソルがタイムスリップする前)
ソルはヨンスに拉致されますが、なんとか逃げ出します。しかし追ってきたヨンスのタクシーに跳ね飛ばされ貯水池に落ちてしまいます。
そこにやってきたソンジェはソルを助け、ヨンスを取り押さえますが、ソルは歩けなくなりこの時の記憶はしばらく失われてしまいます。
2008年9月1日(34歳のソルがタイムスリップ後)
ここからソルが運命を変えようとする2回目の9月1日になります。
ソルはすれ違ったタクシーの人物を見て、タイムスリップ前の交通事故でその人物(ヨンス)に拉致されたことを思い出します。
再び拉致されたソルは隙を見てロープを外し、運命を変えるためにタクシーの鍵を持って逃げ出します。
ヨンスは軽トラックでソルを追いかけますが、ソルはソンジェと刑事であるテソンの父に保護されて助かります。
しかしこの時、腕時計が動き出して34歳のソルは再び未来へと戻ってしまいます。
残された19歳のソルは何が起きていたのか、ソンジェの存在すら知りませんでした。
2023年
ソルが目覚めると、時代劇のような雰囲気で昔に行ってしまったように見えますが実際は撮影現場で現代に戻っていました。
過去を変えた(交通事故を回避した)ことによって、今回は歩けるようになっています。
ソルは第1話で面接に落とされた映画制作会社ボン・シネマの社員になっていました。
タイムスリップできるソンジェの時計が見当たりませんが、過去に交通事故を回避したことによってソルはソンジェのファンではなくなり、オークションで時計を購入していないことでこの時はどこにあるかわかりません。
ソルの祖母が「脚が治ったのね」など、ボケているように見えて時空を超えた会話をしますが、これは詳しいことは明かされません。もしかしたら全てを見ていたのかもしれませんね。
ここでソルは母からヨンスが刑務所に入っていることを聞きますが、逮捕されたはずの交通事故の1年後に逮捕されているようです。後に1年ズレている理由がわかります。
ソルはストーカーと間違われて取り調べを受けていると、12月31日に行われていたはずのコンサートが2週間後に延期になっていたことを知ります。
ソルは運命が変わっていることに期待して橋の上に向かい、ソンジェが来ないことを祈りますが、結局ソンジェと再会し、今回はソルがソンジェに黄色い傘を差し出します。
思った以上に時間を行ったり来たりするので、ちょっと混乱しそうになりますね。
『ソンジェ背負って走れ』第8話 解説&感想
ソンジェはタイムカプセルを埋めた花壇が撤去されることを知り、2022年の6月にタイムカプセルをすでに掘り出していたことがわかります。
タイムカプセルの中にはソルが書いたソンジェの生存を感謝する手紙と手巻き時計(ソンジェの時が流れるように)が入っていました。
2023年
そして現在の話に戻ります(橋で再会する前)コンサートが終わり、会場にはソルを遠くから見つめるヨンスの姿がありました。
花束のメッセージカードを見たソンジェはソルが来ていたことに気が付き、急いで橋へ向かいソルと再会します。
どこかぎこちない関係になってしまったソルとソンジェですが、ソルはコンサート後の今日、ソンジェがうつ病で飛び降りるんじゃないかと心配なので強引に一緒に過ごします。
ここでソンジェは19歳のソルに「あなたを見るとあの時を思い出して怖いの、だから会いたくない」と言われていた過去を思い出します。
後にわかりますが「あの時」とは34歳のソルが戻った後、交通事故の次に起きた事件です。それが原因でぎこちない関係になっていたようですね。
しかしソルが「好きだったの」と告白し、ソンジェがキスをしてようやく2人は結ばれましたが、ソンジェの部屋に近づくヨンスの姿が…
ここでストーカーの14歳の女の子は事件に関係ないことがわかります。その時TVではソンジェが襲われ重体、容疑者はキム・ヨンスだと報道されます。
ストーカーの子はミスリードなんでしょうか、ソルが間違われる以外にそれほど意味はなかったようですね。
『ソンジェ背負って走れ』第9話 解説&感想
ソンジェは、盗んだマスターキーで部屋にやってきたヨンスに麻酔薬をかがされ、弱った所をヨンスに刺されていました。
ヨンスは犯行のために動物用麻酔薬を定期的に購入していたようです。
報道でヨンスが逆恨みでの犯行だった(刑務所仲間に話していた)ことを知ったソルはテソンの父に頼み、交通事故の後にヨンスとソンジェに何が起きたのか確認するため資料を受け取ります。
2008年の交通事故では、34歳のソルがすぐ未来に戻ってしまったため証言が取れずに(19歳のソルは何も知らない)ヨンスは逮捕されていなかったようです。
2009年5月10日 ソル誘拐事件
夜、帰り道にソルのカバンが落ちているのを見つけたソンジェは、その付近でソルの叫び声を聞きます。
通報して声の方へ向かいソルに電話をかけると近くの工事中の建物から着信音が聞こえます。
音の方へと向かうと逃げてきたソルの姿。そしてソンジェの姿をみて逃げ出すヨンスの姿。
ソンジェはヨンスを追いかけて格闘になり(ヨンスが何かを落とす)首を絞められたソンジェは近くにあったブロックで殴りつけます。
この後やってきた警察にヨンスは逮捕されるようですね。
2023年
19歳のソルがソンジェを避け始めた「あの時」がこの誘拐事件だったことがわかります。
ソルは過去へ戻ろうと再び時計を探します。時計は被害者の持ち物としてソルの家に戻されて、祖母が大事に保管してました。
時計の数字を見ると1:00で、次が過去に戻れる最後の1回になります。ソルはソンジェに危機が起こらないようにするため再び過去へと戻ります。
2009年
過去に戻るとソルは大学生になっていました。 日付を確認すると3月17日で、ソンジェが関わらないように、誘拐事件の起きる5月10日までにヨンスを逮捕しようと考えます。
ソルは警察署に行き「貯水池の事件と同じ犯人です」とタクシーのキーを渡し、犯人の身元を伝えて逮捕してくれることを祈ります。
ソルはソンジェと顔を合わせないようにしていますが、参加した合宿で見つかってしまいます。
この時のソンジェは告白した(フラれた)のに同じ大学に入ってきたから怖がられていると思っています。
もちろんソルは彼にヨンスの危険が及ばないように距離を置いていました。心配して近づいてくるソンジェをソルは泣きながら突き放します。
ヨンスは行方不明になり、彼の犯行(明言されませんが彼は連続殺人を行っていたサイコパスのようです)を示す証拠のある現場は火事になってしまいます。通報したことがヨンスにバレてしまったようですね。
酔っ払ったソルが歌っていた曲がインヒョクにしか聞かせていない新曲「夕立」(ソルとの出会いを歌詞にしています)だと気がついたソンジェはソルが別の時間から来たことに気がつきます。
『ソンジェ背負って走れ』第10話 解説&感想
2009年
自分を救ってくれたソンジェを救うようにソンジェの死後、時計にタイムスリップの力が宿ったようですね。
神様が宿してくれたのでしょうか。その辺の細かいことは語られません。
テソンの父から、ヨンスの住処だった廃墟(火事になった)の壁から遺体と同じDNAが出たことがわかります。貯水池で見つかった遺体ですね。
これでヨンスは殺人容疑になり指名手配されます。
ソンジェはアメリカの施設で痛めた肩を治療できることになりますが、自分を突き放すソルの様子がおかしいことが気になり、空港でタイムカプセルのことを思い出し掘り出して中身を確認します。
ソンジェは中の手紙と時計を見て今までのソルの言動も思い出し、未来の自分が死ぬこと、そしてソルを救ったことでその危険にさらされるため、自分を突き放していたことに気が付きます。
ソンジェは「お前を助けて死ぬならそれでいい」とソルにキスをします。
そして最後に2023年の街頭テレビが映し出されます。
「リュ・ソンジェ襲撃される」のニュースが「Eclipse新アルバム「Destiny」発売」に変わりますが、そこにソンジェの姿はありませんでした。
最後に衝撃的にも感じる上記のニュースのシーンがあったことに後から気が付きました。
たぶん最後すぎて見逃してますね。Eclipseにソンジェの姿が無いことが後の展開を考えさせます。
『ソンジェ背負って走れ』第11話 解説&感想
2009年
今回はソンジェとソルの幸せな時間がメインとなっています。
警察の父に話を聞き、ヨンスの情報を知るテソンはヨンスが軽トラックでソルの自宅付近にいたことがわかり、ソル心配しますが、ソルは家族やソンジェには秘密にするようテソンに頼みます。
しかしソンジェと飲みに行ったテソンは酔っ払って「父さんがキム・ヨンスを追ってる」と言ってしまいます。
終盤にヨンスが動物用薬品店に入り、動物用麻酔薬をロッカーから取り出すシーンがあります。ロッカーに金を置いていったことから従業員と闇取引しているようです(詳細は語られません)
しかしテソンの父たちは防犯カメラを調査して通話履歴から動物用麻酔薬を入手していることがわかり張り込んでいたのですぐに逮捕されますが、連行中に車が事故になりヨンスは逃げ出してしまいます。
今回は終盤まではそれほどストーリーは進まなかった印象です。ヨンスとテソンの父たちに何が起きたのかはまた次回のようですね。