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韓国ドラマ『涙の女王』第12話~第16話(最終回)あらすじ&感想と考察

韓国ドラマ『涙の女王』第12話・第13話・第14話・第15話・第16話(最終回)のあらすじと感想のページです。

ストーリーの面白さ、映像の美しさなどを総合した各話の簡単な個人的評価もつけています。

最終回、気になるあのシーンの考察も書いています。

ヒョヌとヘイン以外のサブエピソードはかなり省略していますので、興味のある方は視聴してみて下さいね。

画像は各話のイメージとなっています。

第7話~第11話はこちらから↓

移動できる目次

『涙の女王』第12話 あらすじ

雨が降る中ヘインを待たせて車を取りに行ったヒョヌ。そこにウンソンがやってくるがヘインはウンソンの姿がヒョヌに見えてしまう。

ウンソンをヒョヌと勘違いしたまま車に乗り込み移動するヘイン。車で戻ってきたヒョヌはウンソンに気がつき、追いかけて彼の車を強引に止める。

正気に戻ったヘインだったが、ヒョヌに病状を隠すためにウンソンに家に招待されたとウソをつく。

ウンソンと自宅に来たヘイン。ウンソンは幼い頃の思い出の品を見せ、ヘインと兄が乗るボートが転覆した事故の時に助けたのは自分でその時から好きだったことを伝える。

龍頭里のボンエはソンファにヒョヌの幼い頃の写真を見せ、水泳が得意で子供海兵隊として溺れた子を助けていたことを説明していた。

ヘインは屋敷に戻っているマンデと再会し、録音機能付きのボールペンを置いていく。屋敷を出たヘインはヒョヌの姿を見かけるがウンソンと重なって見え混乱していた。

ヒョヌは近づいてヘインを安心させ、車で連れ帰る。その姿を防犯カメラで見ていたウンソンは始末を依頼していたソンウクに連絡を入れる。

ヒョヌの作戦によってウンソンに裏切られたと思ったソンウクは、罪に問わないことを約束したヒョヌを解放していた。

海外に逃げているダヘの元にゴヌの父親であるハン・ジュノがやってくる。ダヘは暴力を振るうジュノからゴヌを連れて逃げる。

ヒョヌはヘインに「離婚を取り消したい」と指輪を渡し提案するがヘインは「今はダメ」と先日ヒョヌとウンソンの顔がわからなかったことを告げる。

ヒョヌとヘインの家族たちは裏金が屋敷に隠されているパニックルームと呼ばれる場所にある可能性に気がつく。

ダヘはゴヌを連れて龍頭里にやってきてスチョルと再会する。スチョルは涙を浮かべて2人を抱きしめる。

『涙の女王』第12話 感想&評価

ダヘの元恋人で息子ゴヌの父親(ハン・ジュノ)が登場しました。このちょっと悪そうな新キャラクターがこれからどんな動きをしていくのか気になりますね。

そして執拗にヘインを狙うウンソン。一途といえばそうなのかもしれませんが、どこか狂気じみた恐ろしさを感じます。

ウンソンがウソをついていますが、やはりヒョヌとヘインは幼い頃から運命的な出会いをしていた様子でした、この辺は韓ドラ王道の展開かもしれませんね。

龍頭里にやってきたダヘを責めることなく抱きしめるスチョルが素敵で、どんどん好印象になってます。

ヒョンテの妻役でキム・シンロクがゲスト出演しています。私が見た中では「怪物」や「財閥家の末息子」での印象が強く残っています。

後半の夕暮れ時にヒョヌの再プロポーズをヘインが断るシーンが切なかったですね。

終盤は会長マンデが自ら階段から落ちて亡くなってしまいます。果たしてマンデの意志は家族に伝わるのでしょうか…気になる次回を楽しみにしたいですね。

第12話 個人的評価

『涙の女王』第13話 あらすじ

マンデの葬儀で屋敷に戻ったヘインの家族とヒョヌはマンデの隠した裏金を探していた。

ヒョヌはエレベーターの裏にある隠し部屋を見つける。そこには空間が広がっていたが何も無い。

すでに何かが動かされた跡があり、ヒョヌとヘインの家族たちはスリに裏金を盗られたことに気がつく。

ヘインはマンデの部屋に置いていた録音機能つきのボールペンの音声を確認する。そこには正気に戻ったマンデの家族に対する感謝と謝罪の言葉が吹き込まれていた。

ヒョヌは父とボムジュンにヘインが手術で治療できそうだが長期記憶を失う可能性が高いことを伝える。

ヒョヌはヘインとデートをして楽しい時間を過ごし、最後にたくさん思い出を作る。

ヘインは高校の時に初めて会った時から好きだったことを伝えると、ヒョヌもその時に好意を抱いて捜していたことを伝える。

ヘインは離婚を取り消すことをヒョヌに告げ、はめてきた結婚指輪を見せる。

ヒョヌはウンソンを横領と背任行為で逮捕するために、裏金で株を買い集めさせようと誘導していた。

ウンソンはヘインがドイツで手術を受けることをグレイスが噂しているのを聞き、病院の調査を指示する。

ヒョヌとヘインはドイツへと向かい、ウンソンも後から追いかけるようにドイツへと向かう。

『涙の女王』第13話 感想&評価

今回はヒョヌとヘインの最後の思い出づくりのようにも見える幸せなデートのシーンが美しくも切なかったです。田舎の線路前が良い雰囲気でした。

その後も2人の仲の良いシーンが続き、クリスマスツリーからスノードームのシーンもすごく良かったです。

その後に待ち受ける2人の運命を考えると、切なさとのギャップがたまらないですね。

ヘインと母の「今がちょうどいい感じ」のシーンも独特な距離感が心にしみます。

終盤はついにドイツへ手術にむかうヘインとヒョヌ。そしてそれを追いかけるウンソン、ヒョヌは「記憶を失う確率が高い」と真実をヘインに伝えてしまい…

果たしてショックを受けてしまったヘインがどんな行動にでるのか、気になる次回を楽しみにしたいと思います。

第13話 個人的評価 (ヒョヌとヘインの美しい映像のシーンが多くて心を揺さぶられました)

『涙の女王』第14話 あらすじ

ヒョヌから手術を受けると記憶を失う可能性が高いことを聞いたヘインは激情するが、ヒョヌは「生きてくれ」と必死に訴える。

ヒョヌの記憶を失いたくないヘインは涙を流し、ヒョヌは「別人になってしまったら、最初からやり直そう」とヘインを説得しようとする。

ヘインが待つ車が大型トレーラーに激突され炎上する。戻ったヒョヌが慌てて叫びながら助けようとガラスを割るが、ヘインは乗っていなかった。

戻ってきたヘインの姿に安堵して抱きしめるヒョヌ。ヘインは四葉のクローバーのキーホルダーを購入しに行っていたことで助かっていた。

ヘインは不安だったが、ヒョヌを完全に失わないために手術することを決意し、ヒョヌはそばにいることをヘインに誓い安心して手術を受けるよう声を掛ける。

ヘインが手術室へと向かうと、ヒョヌの元にドイツ駐在の警察がやってきてピョン・ソンウク(ウンソンの指示で動いていた不動産仲介業者)殺害の容疑で逮捕されてしまう。

そこにウンソンがやってきて連行されるヒョヌに「心配無用だ、俺がそばにいる」と告げ、ヘインの元へと向かう。

『涙の女王』第14話 感想&評価

冒頭のお墓参りやラベンダー畑、聖堂など美しい映像と記憶を失うかもしれないヘイン、生きていてほしいヒョヌとの切ない展開が胸に突き刺さります。

「別人になってしまったら最初からもう一度やり直そう」と言うヒョヌの想いが心を揺さぶりました。

一途なスチョルとそんな彼に惹かれていたことにようやく気がついたダヘの本当の恋愛が始まり、スチョルがバカにされて、ダヘが「うちの夫は世界で1番カッコいいの」と言うのもすごく良かったです。

終盤は手術が終わり目覚めたヘイン、そこにウンソンがやってきてヘインはヒョヌの印象を悪くするウソを吹き込まれてしまいます。

しかし今回は最後にヘインがヒョヌに暗記のコツを聞き、手術後にヒョヌの名を呼ぶエピローグシーンがあり、もしかしたら…

捕まってしまったヒョヌと真実が見えなくなりそうなヘイン、果たしてこれからどうなってしまうのか次回を楽しみにしたいと思います。

第14話 個人的評価 (ドイツロケ中心の美しい映像とヘインとヒョヌのドラマチックな展開に、サブエピソードもしっかりと楽しめました)

『涙の女王』第15話 あらすじ

ウンソンは4つ葉のクローバーのキーホルダーの付いたヘインの手帳の中身を見て焼却炉に入れてしまうが、その晩大雪が降りヘインの手帳は奇跡的に焼け残る。

手術から回復したヘインは記憶を失っており、空港で家族と会うが誰のこともわからなかった。

ヘインはウンソンにウソの記憶を吹き込まれ、家族やヒョヌに対する疑いの心を植え付けられていた。

ウンソンは婚約者のフリをしてヘインとの結婚を急ぐ。

家に戻ったウンソンはヘインをトレーラーで狙ったのがスリだとわかり、マンデに薬を盛った証拠映像を持っていることをスリに告げ、二度とヘインを狙わないよう脅す。

ヘインはヒョヌと面会する。ヘインとの再会を喜び涙を浮かべるヒョヌだったが、ヘインはウンソンの嘘によってヒョヌが離婚後にひどいことをしたと思いこんでいた。

ヒョヌはウンソンを信じ切っていないヘインの迷いを感じ、自分の真剣な気持ちを伝える。ヘインは心を揺さぶられていた。

ピョン・ソンウク殺害の裁判が行われ、被告人のヒョヌをヤンギが弁護する。

ヤンギとヒョヌが協力して集めた証拠で真犯人の存在が明らかになりヒョヌは無罪になった。

ヒョヌのことを追跡しながら調査するヘインはヒョヌや家族がウンソンが言うような悪人に見えず戸惑っていた。

焼け残ったヘインの手帳がドイツからヘインの自宅へと郵送される。

ヘインは手術前に自分宛てに送っていたメールの指示に従って水族館へ来ていた。中に入るとそこにはヒョヌの姿。

水槽の前に置かれたモニターに2人の思い出の数々が映し出されていく…

『涙の女王』第15話 感想&評価

今回はウンソンに騙されたヘインがヒョヌのことを勘違いしているシーンが後半まで続き、もどかしかったですが、それがあったからこそ終盤一気に盛り上がりました。

ヘインがヒョヌのことをこっそり追いかけて彼の好みをメモしたりするコメディタッチのシーンや、ボムジャとヨンソンの恋愛、スチョルが強く成長した姿など細かいシーンも見どころいっぱいで楽しく視聴できました。

後半の記憶を失う前のヘインが仕込んでいた水族館のシーンが素晴らしかったですね。自分へのメッセージが書いてある手帳をヘインが読むシーンも涙腺崩壊しました。

今回はゲストでホン・ジンギョン(探偵でホン・ギルドンの末裔)と調査員でチョ・セホ、ナム・チャンヒが登場しています。

正直、誰だか知らなかったんですが、韓国では有名なタレントや芸人の方みたいですね。

ホン・ジンギョンはパク・ボゴム、ヨム・ヘランなどの俳優も出演する最新バラエティ番組「マイネームイズガブリエル」にも出演しています(ちょっと変わった旅バラエティで面白いです)

エピローグではウンソンに決して心を許さなかったヘインの様子が確認できます。ホン探偵に「横恋慕」「ひとり相撲」とまで言われたウンソンもちょっと可哀想そうな気もしますね。

終盤は送られてきた自分の手帳を読んだヘイン。そこにはヒョヌへの想いが綴られており、真実を知ったヘインは急いでヒョヌの元へと向かいます。

ヘインはヒョヌの目の前まで行きますが、そこにウンソンが車でヒョヌをひいてしまい…

果たしてヘインとヒョヌそしてウンソンがどうなってしまうのか、ついに次回で最終回になってしまい、ちょっと寂しい気持ちもありますが楽しみにしたいと思います。

第15話 個人的評価 (水族館のシーンと手帳を読むシーンが素晴らしかったです)

『涙の女王』第16話(最終回)あらすじ

自分の手帳を読んでヒョヌがどんな存在だったか思い出したヘインは急いで会い行く。

交差点でヘインとヒョヌはお互いを見つけて信号を待つ。しかしウンソンがやってきてヒョヌは車でひかれてしまう。

大怪我をして救急車で運ばれたヒョヌだったが、すぐに抜け出してヘインを捜しに行く。

ウンソンはヘインを閉じ込め、海外に連れて行き結婚しようとしていた。

ヤンギに連れられ屋敷にきたヒョヌは外から侵入を試みる。屋敷内のウンソンはスリがヘインの兄の水難事故を起こしていたことを思い出す。

ヒョヌは屋敷に入りヘインを救出し、気がついたウンソンが追いかける。

林の中で2人に追いついたウンソン。周りには警官隊が集まっていた。

ウンソンは永遠に自分のものにしようとヘインに銃弾を放つ。とっさにヒョヌがかばい銃撃を受け、ウンソンは警官隊に撃たれ息絶える。

裏金を持って逃げようとするスリだったが、そこに警察がやってきてウンソンが亡くなったことを聞かされる。

手術が終わり病室で横になるヒョヌにヘインは涙を流して謝罪の言葉を告げる。

ヒョヌとヘインは少しづつ以前のような仲を取り戻していく。

そしてスリの裁判が始まり…

『涙の女王』第16話 感想&評価

まさかウンソンがあんな終わり方をするとは思わなかったですね。

悪いことばかりしていたので仕方ない部分もありますが、ひたすらヘインに一途なだけで金を手に入れたからと言ってあまり良い思いもしていなかったので、どこか可哀想にも見えてしまいました。

正直、サスペンス的な部分はちょっとしたアクセント程度のイメージで、本作の魅力は美しくも切ないラブロマンスがメインだと思いました(ラブコメ感も素晴らしいですね)

やはり最終回なのでヒョヌが幼いヘインを助けていたことがわかったり、スリが逮捕されたり、グレースやダヘも罪を償う、と王道の展開がメインでしたが、ヒョヌとヘインが記憶を失ったままお互いの気持ちを取り戻していく姿が素晴らしかったです。

スチョルとダヘ、どこか不器用な2人が両思いになっていく姿もすごく良かったです。ボムジャとヨンソンはムードメーカーな雰囲気でしたね。

本作は、ヘインとヒョヌ、キム・スヒョンとキム・ジウォンの美しさ、ドイツや龍頭里の田舎の風景の美しさとドラマチックで切なくて楽しい恋愛が魅力的な、完成度の非常に高い名作だと思います。

最終回はもちろん、全話通しての個人的評価はです。本作以上のクオリティの韓国ドラマはかなり少ないんではないでしょうか。

ラストに意表を突く展開がまっていたのも凄いですね。賛否あるかもしれませんが、たっぷりと余韻を残したラストは個人的には大好きです。

『涙の女王』最終回(第16話)のラストシーン考察

第14話の冒頭、3年前の回想シーンではドイツの公園の中にある墓地で未来のヒョヌと思われる老人の男性がお墓参りをしているシーンが出てきます。

お墓参りの男性はヘインにしか見えていない幻?のようで、どこか不思議な感覚のあるシーンでした。

果たしてこの時ヘインが見ていたのは夢か幻か、それともこのドラマの始めから、全てが亡くなったヘインの回想だったのかもしれませんね。

その続きが初老のヒョヌが想いを馳せるこのラストシーンになっているのかも(全て妄想かもしれませんが)

最後の場面はサンスーシ宮殿で想いを馳せる老人のヒョヌが結婚指輪をしていたことから、ヒョヌとヘインがあの後、結婚していたことがわかります。

お墓のアップになり、ヘインが1990年~2074年まで生きた(84歳)ことがわかりますので、天寿を全うしたと言えそうですね。

このシーンが第14話のヘインが見た幻のシーンと一致しそうです。お墓にはラベンダーを供えていました。

ラベンダー 花言葉:「沈黙」「優しさ」「清潔」「幸せの再来」「あなたを待っています

今のヘインに合った花言葉に感じます。

そして老人のヒョヌはラベンダー畑に向かいます。

ラベンダー畑のシーンは1話冒頭のデートの回想シーン、第11話冒頭、第14話11分あたりにも出てきて、本作の象徴になっています。

ラベンダー畑で仲良く手を繋ぐヘインとヒョヌ。最後の台詞「どちらか1人が残されたら、その時はもう一人が迎えに来ればいい」が意味するのは…

ヘインが迎えに来て、ヒョヌも一緒に天へと昇って幸せに過ごしているのかもしれませんね。

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