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韓国ドラマ『もうすぐ死にます』第5話~第8話(最終回)あらすじ解説&感想と評価

韓国ドラマ『もうすぐ死にます』ネタバレありのあらすじ第5話第6話第7話第8話(最終話)のページです。

ちょっとした解説と、最後なので転生一覧と全話視聴した感想&評価も書いています。

各話の終盤はカットしてますので気になる方は実際に視聴してみてくださいね。

重要な部分に太字マーカーしていますのでサクッと見たい方は気になる部分をチェックしてください。

移動できる目次

『もうすぐ死にます』第5話 あらすじ

【死の監獄を破り死と戦うことは不可能だ】

動画配信者たちが「殺人犯ユ・ギラクを処刑します」と公開処刑を始めようとしていた。そこにギュチョルが入ってきて配信者たちを殴り倒しギラクを助ける。

「俺を知っているのになぜ助けるんだ?」と言うギラクを眠らせたギュチョルは車で家に連れて行く。

ギラクは目覚めると裸にされ拘束されていた。ギュチョルは「俺は人殺しです」と言ってチェーンソーを動かし始め、ギラクに向けてふりかぶるのだった。

イジェは再びデスに頭を撃ち抜かれる。気づくと血まみれの手をした男になっていることに気づく。男の名はチョン・ギュチョルという死の美しさに目覚めてしまった連続殺人犯の画家だった

ギュチョルは殺した人間の血を使って15枚の絵を完成させていた。

イジェは自分がなってしまった男の正体に吐き気を催しながらもテウへの復讐を考えていた

テウを殺そうとテガングループにやってきたギュチョル(イジェ)だったが、突然鼻血を出して倒れてしまう。病院で脳腫瘍と診断され、余命が長くて1ヶ月と宣告されてギュチョルは決意を固める。

そんなギュチョルにギャラリーから連絡が入り、テウが「描いた絵を購入したい」と言ってきたことを知る

ギュチョルはギャラリーに向かい、テウに絵の解説をする。

テウは教会で家族たちと弟ジンテを追悼していたが、ジンテに脅されたことを思い出して苛立ちながら席を立つ。

車に乗り薬物を使用したテウは猛スピードで走り出す。それを偶然見てしまった刑事のアン・ジヒョンと相棒のウ・ジフンがあとを追いかける

行き止まりで車が止まりジフンは声をかけるが、手の震えを見て怪しいテウを車から引きずり出す。

テウは「無礼だな」と言い警察庁長官に連絡を入れる。長官と電話を代わり、ジフンは仕方なくテウに謝るが、テウは無抵抗のジフンを殴り続け「治療費だ」と金を投げつける。

テウは何も言えずに見ているジヒョンに「俺はお前みたいに権力に媚びる人間が好きだ」と言って頬を叩いて去っていくのだった

『もうすぐ死にます』第5話 解説

イジェはデスに人を殺してはならないというルール(私が介入するぞと脅されている)を課せられているので何とか工夫してテウを苦しめようと考えています。

ゴヌ(イ・ドヒョン)の時にテウがジスの万年筆を捨て、キム室長がドライブレコーダーのメモリーカードを捨てたのを見て覚えていたイジェ。

イジェは8番目に転生したギュチョルの姿でジスの万年筆とメモリーカードを手に入れます。

テウは弟ジンテに使用人の息子を殺そうとする姿(未遂に終わるが重症を負う)を見られていました。その話はすでに父である会長にジンテから伝えられていたようです。

ジンテはテウが万年筆に入れた薬物を常用している(殺せと言う声から逃れるため)ことも知っており、それがジンテの飛行機事故を起こすきっかけになります。

そして会長であるテウの父は息子がおかしいことに気づき、監視をつけてサイコパスを調べるセミナーを開いていました。

終盤にはテウとギュチョルの殺し合いが始まり、テウを捕らえたギュチョルでしたが、突然倒れてしまいます。(おそらく脳腫瘍が原因)

結局逆にテウに拘束されてしまい、イジェが面接の時に目の前で起きたひき逃げ事件がテウの初めての殺人(ただのよそ見)だったことを教えられギュチョル(イジェ)は殺されてしまいます

テウはその時の死にかけの男の神にすがるような眼差しを受けた快感を再現したくて殺人を繰り返すようになったことを語ります。

『もうすぐ死にます』第6話 あらすじ

【記憶】

イジェは再びデスの銃弾を受ける。気がつくと刑事のアン・ジヒョンになっていた

ジヒョンは体調の悪い母を心配させないために”腰抜け刑事”として生きてきたが、母が亡くなってしまい”腰抜け刑事”のレッテルだけが残ってしまっていた。

ジヒョン(イジェ)は町でチョ・テサンの時に自分を殺した同房の男が暴れているのを見つけて取り押さえる。

その勇敢な行動は動画配信によって拡散され、ネットでは英雄扱いされていた。テウへの復讐を誓うジヒョンはジフンとともに自分(ギュチョル)が殺されたアトリエに向かう。

ジヒョンはアトリエに入るとギュチョルの殺害を録画していた映像を回収し鑑識を呼んで部屋を調べさせると、部屋中血液反応だらけで絵画も血で描かれていることがわかり、大騒ぎとなる。

テウは秘書を獲物にしようと食事に誘い車でアトリエの前まで来るとジヒョンに呼び止められる。ジヒョンは秘書の名前を確認し、テウが手を出せないように牽制する。

ジヒョンはギュチョルが起こしていた連続殺人事件を解決したとして、さらに注目を浴びる。テウは雇っている秘密組織のボスに目障りなジヒョンを調べさせる。

ジヒョンはTV局にテウのギュチョル殺害の映像を持ち込み、放送を頼む。ジヒョンは警察に来ていた(イジェの)母の姿を見て我慢できずに声をかける。

ジヒョンは母にこっそり食べ物を届けた帰りに秘密組織の男に刺されてしまう。

TV局の責任者からテウの元に「うちのTV局にアン刑事からチョン・ギュチョル殺害の情報提供が」と連絡が入り、今夜放送されるが止められないことを知らされる。

テウは秘密組織のボスに連絡するがなぜかジヒョンが出て挑発される。ジヒョンは部下を返り討ちにしてすでにボスを逮捕していた。

長官を介してジヒョンに会いに来たテウはカネと署長の座でジヒョンを買収しようとする。しかし契約書を破り捨てたジヒョンは「この悪縁は今世で終わりにしよう」と引導を渡してその場を去る。

警察署でTVを見ていたジヒョンたちは、放送予定が変わって「連続殺人犯チョン・ギュチョルを殺しました」と自首をしたテウの謝罪会見が放送されているのを見て驚く

テウは遺体の場所を聞かれ「拉致されてもみ合いになり押してしまい、殺したと思い込んでました」と説明して謝罪する。

ジヒョンが渡した殺害時の映像は2人が部屋に入った所で消されて報道される。テウはその後の報道によって民衆や政治家を味方につけ釈放される。

ジヒョンは突然拉致され、テウはアメリカへ向かうため自家用機に乗り、万年筆の薬物を飲み込んで横になる。

テウが目覚めると「今までの殺人の罪を償わせる」と謎の声が聞こえてくる。パイロットを探しに行くと誰もおらず自動操縦になっていた

「30秒後この飛行機は爆発する」「お前にはパラシュートの使用を許そう」と告げられたテウは慌ててパラシュートを持ち爆破する飛行機から脱出する

何とか道路に降り立ったテウだったが、猛スピードで走ってきた車にひかれる。車からはジヒョンが降りてきてテウは「なぜいる?」と驚きの表情を見せるのだった

『もうすぐ死にます』第6話 解説

最初にギュチョルがテウに告げる「ボリ」ですが、ジンテが見ていたテウが殺した使用人の子供が「ボリ」でした。

わざわざ「珍しい名前の赤ん坊」と言っているのでキム・ジフンだけにチャン・ボリを意識した名前なのかなと思いました(関係ないかも知れません)

テウはイ・ジュフンが在籍していた(10億を盗んだ時の)秘密組織のボスを手下として使っているようです。

世界中から依頼が舞い込む”問題解決”の組織のようです(第2話)

イジェはチャン・ゴヌの時にイジェの母にこっそりお金を置いていきましたが、ゴヌが死んでしまい「現金バッグ事件」としてイジェの母は逆に取り調べを受けることになり警察に通っています。

その後家にくる顔を火傷した男はイ・ジュフンの時に拷問していた秘密組織の男です。男はジュフンを追いかける時スリップして事故になり車が爆発していましたが生きていたようですね。

テウの父(会長)はテウがゴヌをひき殺した時の映像を持っていたようです。常に監視していたみたいですね。

テウは弟パク・ジンテを事故を装って殺し、世間の疑いをそらすためにソン・ジェソプに30億を提示して無謀な挑戦をさせて死に至らしめていました。ジェソプの唐突な死も関係していたんですね。

最後にジヒョンが何故生きていたのか、テウの飛行機はなぜ爆発したのか一週間前の説明です。

一週間前

謝罪会見を見たジヒョンは「全て予想どうりだ」とつぶやいて、今まで転生してきた記憶を全て使ってテウに審判を下していきます。

まずイ・ジュフンの記憶で秘密組織のボスが持っている顧客の悪事の証拠データを手に入れます。

次に警察署に来た時に預かった万年筆の中の薬(パク・ジンテの記憶)を睡眠薬と入れ替えます。

拉致されたジヒョンは相棒のジフンに助けを頼んで別の人物と入れ替わっていました。

ジュフンの記憶でエンジンに爆弾を仕掛けて飛行機を離陸させます。そしてジェソプの記憶(動画の拡散?)でジンテ殺害を組織に依頼する映像と、ギュチョルを殺害した時の映像を世間に公開します。

そのままジェソプの記憶でパラシュートで脱出し、車に乗り込みテサンの記憶で車を猛スピードで走らせます。

最後はチャン・ゴヌの記憶で、テウと同じように手袋をして口を塞いで、最後は「俺と地獄へ行こう」というイジェの思いで止めをさそうとしますが、ジスの万年筆が落ちてきて彼を止めるのでした。

『もうすぐ死にます』第7話 あらすじ

【チャンス】

アン・ジヒョン刑事(イジェ)はテウの身代わりでひき逃げの罪で刑務所に入るキム秘書に会いに来た。

ジヒョンは「これはお前が捨てた車載カメラのメモリー、無実を証明できる唯一の証拠だ」とメモリーカードを見せるが、目の前でかじって壊してしまう。

「俺の命綱だぞ」とわめくキム秘書に、ジヒョンは「このまま刑務所にいろ、出所後は殺人の前科者として生きて死ねばいい」と捨て台詞を残して去っていく。

テウの逮捕状が請求され、関係していた政府高官たちも次々と逮捕されていき、テウの父であるテガングループのパク会長も辞任した。

ジヒョンは病院を訪れ、意識不明のテウに「神がお前を助けた、生き地獄を見せるために」と声をかける。ベッドで横になっているテウの両足はなくなっていた。

ジヒョンは納骨堂へ向かいジスに「俺を止めてくれたんだな」と思いを馳せながら涙を流す。

イジェはジヒョンとして生き続けていたが、子供がいる相棒のジフンを助けるために犯罪者を道連れに死んでしまうのだった。

戻ったイジェはデスに再び撃ち抜かれる。イジェが気づくと浮浪者になっていた。浮浪者(イジェ)は待合室にあるTVでアン・ジヒョン刑事の殉職のニュースを見ていた。

ジヒョンの葬式に向かった浮浪者だったが、入れてもらえなかった。そこに首相がやってきて追悼する。自分が何をやっても今の自分とは全く関係ないことにむなしさを感じる浮浪者。

「自分のせいだ」と涙に暮れるジフンを浮浪者は慰めようとするが「あんたは誰なんだ?」と言われ、何も言えなくなってしまう。

記憶の石を見つけて追いかけた浮浪者は階段から転落して死んでしまうのだった。

目覚めたイジェが再び撃ち抜かれると、幸せで理想的な人生を送っていたが会社を解雇され、離婚訴訟を起こされて絶望した男になっていた。

その時イジェはテガングループの面接に向かう。テウはよそ見運転していた。そこに絶望した男がテウの車めがけて走っていきひかれてしまう。

男はひかれてしまい、イジェの目の前に飛んできてイジェの肩を掴んだまま死んでしまう。その姿をやってきたテウが眺めていた。

戻ったイジェはデスに12発目の最後の銃弾で撃ち抜かれるのだった。

『もうすぐ死にます』第7話 解説

浮浪者は最後まで何者かはわかりませんでした。何者でもない人になったという話なんでしょうね。

記憶の入った石ですが、体の持ち主の記憶と能力が石を通して伝わるようになっています。

イジェが転生する度に石が登場してイジェが触れていましたが、あまり必要なかったのであらすじでは書いていませんでした。

最後の車でひかれて死んでしまう男は第1話で出てきた男です。この男の死ぬ姿を見て快感を得たテウが殺人鬼へと変わっていきます。

個人的には過去を変えるためにここで回避すればいいんじゃないかと思ってしまいましたが(デスも「やり直すチャンスを~」と言ってましたね)イジェは全てを終わらせたかったのでしょうか。

『もうすぐ死にます』第8話(最終回)あらすじ

【死に急ぐな やがて死は訪れる】

イジェが気がつくと母の姿になっていた。イジェは記憶の石で母の苦労と想いを知る。

イジェは母の姿で死を回避して生きていくことを決心する。

生き続けて32年の時が経ち、過去を振り返りながら天寿を全うする。

そして再びデスの元へ戻ったイジェは…

『もうすぐ死にます』12名の転生一覧

キャスト役名役割
ソ・イングクチェ・イジェ本作の主人公。飛び降りたせいで12回の死を追体験することになる。
チェ・シウォンパク・ジンテイジェが1番目に転生。テガングループ次男 テウの策略によって飛行機事故で死亡。
ソンフンソン・ジェソプイジェが2番目に転生。エクストリームスポーツ好きの男性で、テウの策略によって無謀な挑戦をして死亡。
キム・ガンフンクォン・ヒョクスイジェが3番目に転生。ジンサンたちにいじめられている高校生。孤立したジンサンに恨まれブロックで殴られて死亡。
チャン・スンジョイ・ジュフンイジェが4番目に転生。秘密組織のフィクサーで、助けたウンジェに裏切られて死亡。
イ・ジェウクチョ・テサンイジェが5番目に転生。格闘家が夢だったが貧しさで諦める。テウの策略で刑務所で同房だった男に殺される。
赤ん坊イジェが6番目に転生する、理不尽な両親の元に生まれてきたために亡くなってしまう。
イ・ドヒョンチャン・ゴヌイジェが7番目に転生。なんとなくモデルをやっていた男性、ジスと一緒にテウにひかれて死亡。
キム・ジェウクチョン・ギュチョルイジェが8番目に転生する狂った画家。テウにチェーンソーで殺される。
オ・ジョンセアン・ジヒョンイジェが9番目に転生する権力に弱い刑事。相棒を助けるために犯罪者を道連れに飛び降りて死亡。
キム・ウォネ浮浪者イジェが10番目に転生するただの浮浪者。階段から転げ落ちて死亡。
ひかれる男イジェが11番目に転生する。イジェが面接に落ち、絶望した人生になる原因を作った男。テウの車にひかれて死亡。
キム・ミギョンイジェの母イジェが12番目に転生する。天寿を全うする。

『もうすぐ死にます』第5話~第8話 感想&評価

個人的には第5話と第6話がピークでしたね、このあたりは先の読めない展開の面白さやキム・ジェウクやキム・ジフンの美しくも恐ろしい姿がすごくて見ごたえたっぷりでした。

しかし第5話の唐突なグロさは驚きましたね、この豪華俳優陣でここまでやるとは思いませんでした。あんなにキツいシーンの連続はTVでは放送できませんね。

第6話の全員集合して伏線を回収しながらテウをやっつける熱い展開は、やや駆け足気味でしたが爽快感があって素晴らしかったですね。

デスとイジェの会話があまり必要ないかなと思ってしまいましたのであらすじではカットしてます。

ラストは想像がつくかもしれませんが、実際に視聴して見てくださいね。

終盤のやや説教臭いセリフ回しや親子愛に向かっていく展開がちょっとクドく感じましたが、ここまでエンターテインメントとして凄いクオリティで楽しませてくれましたので本作の評価はです。

車に走っていくおじさんになった時に「これは!」と期待したんですが、そういう話にならなかったのが残念でしたね。

最終的にやり直すことになるのなら(母の姿で天寿を全うして終わりでもよかったような…)無理して感動に持っていかずに、スピード感を保ったままもっと伏線を使って何か驚きの終わらせ方をして欲しかった気持ちが強いです。

なんだかんだ個人的な意見を書きましたが、それだけ夢中になってしまいました。

様々な要素がありますので見る人によって印象が変わる作品だと思います。存分に楽しめる素晴らしい作品なのは間違いありませんので、まだ視聴していない方はぜひ視聴してみてください。

長いあらすじとつたない解説&感想を最後まで読んでいただきありがとうございました。

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