韓国ドラマ『卒業』キャスト登場人物相関図・あらすじ感想評価

【先生】

学習塾大峙（テチ）チェイスでチーム長として活躍するソ・ヘジン。同僚たちはバイトの頃から休みなく働いていたヘジンの再契約を噂していた。

そんな中、塾の生徒であるソン・ハユルが高校のテスト問題に、考え方によって2通りの答えが導き出されることに気がつく。

ハユルはヘジンに相談すると高校の教師に異議申し立てをして訂正を求めるようアドバイスを受ける。

塾へやってきたハユルの母親は、娘が意見を言って先生から反感を買わないか不安になっていた。

ハユルは教師のサンソプに意見を伝えるが、彼は聞く耳を持たなかった。それを聞いて納得できないヘジンはサンソプに直接電話をかける。

サンソプに呼ばれ、ヘジンが会いに行く。ヘジンは正解が2つあることを丁寧に説明するが、考え方が古く意見を変えようとしないサンソプと言い争いになる。

職員室が騒然として、他の教師たちになだめられ帰っていくヘジン。

講師たちが帰った後の塾で飲みながら一人くつろいでいたヘジン。そこに教え子だったイ・ジュノがやってくる。

ちょうどジュノのことを思い出していたヘジンは喜び、お互いに懐かしそうに話をする。

ヘジンとジュノは語り合いながら一緒に帰っていく。ヘジンはタクシーに乗り、ジュノは帰り道に大峙チェイスの講師オーディションの広告を見かける。

翌日サンソプにレストランに呼び出されたヘジン。サンソプは再テストになったことを告げ、ヘジンに謝罪しながらも牽制するような言葉を投げかける。

講師オーディションが始まり、ヘジンはテストを受けているジュノの姿を見て驚く。

オーディションが終わり、ヘジンとジュノは居酒屋”夜間飛行”にやってきた。

ジュノは給料の安い現在の会社を退職し、今より稼ぐために大峙チェイスのオーディションを受けたことをヘジンに語る。

ヘジンは大企業をやめて講師になろうとするジュノを説得しようとするが…

最終話まで視聴しました。やや辛口な意見になります。

個人的には序盤第6話、夜の塾でジュノとヘジンの薄明かりの中でのキスシーンがこのドラマのピークだったと思います。

講師と元生徒の枠を超え、ようやく大人の男女としてお互いの気持ちに正直になれたロマンチックなシーンでした。

オレンジ色の明かりで2人が映える映像の美しさも素晴らしかったですね。

そこからは塾の権力争いがメインになってしまい、2人は巻き込まれていく形になってしまってあまり恋愛部分のドラマチックさが薄れてしまったような気がします。

最終話も副塾長と銀髪の魔女がケンカをして動画で拡散されるだけという地味な成敗シーンでした。一応ヘジンが意図的にケンカをさせて形にはなっていますが。

ヘジンとジュノの未来ももう少し見せて欲しかった気がします。

結婚式とは言いませんが、塾をやめて新たなことに挑戦するヘジンの姿や講師として成功した姿を見せるジュノなど、さらなる未来を感じさせる映像が見たかったです。

ラストシーンも一応プロポーズをしましたが、その後は姿も見せずに（あえてそうしているかもしれませんが）終わってしまい地味な印象があります。

生徒のお陰で心を入れ替えたようなサンソプ先生や最後にステキな親バカを見せる相談室長が最終的にいい雰囲気の人物だったのは良かったですね。

本作の個人的評価はです。第6話までは完璧だったと思うんですが、後半の恋愛部分をもっと盛り上げて欲しかったと思いました。

塾をめぐって繰り広げられたバトルがもっと爽快感のある雰囲気だと良かったのかもしれませんね。

気になっている方は、時間に余裕があれば第6話まで試しに視聴してみてください。