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Netflix韓国ドラマ『砂の上にも花は咲く』キャストあらすじ感想&評価

チャン・ドンユン×イ・ジュミョン主演の韓国ドラマ『砂の上にも花は咲く』のキャストあらすじ感想&評価のページです。

Netflixで12月20日から配信が始まりました。ノスタルジックな空気感のある海辺の田舎町の雰囲気が心地よい作品です。

相撲のような格闘技シルムの話と、謎の遺体が上がるサスペンス要素、そして癒やしを感じさせるラブコメディが絡み合い独自の魅力を感じさせてくれます。

シルム(韓国相撲)という格闘技にかける男たちの生き様が中心になっていますが、その中で起きた事件の真相を探るサスペンス要素が強い作品です。

思ってた以上に面白く、格闘技に興味がない方でも存分に楽しめる作品だと思います。

本ページでは第1話の詳細なあらすじと全話の簡単なあらすじ、キャスト登場人物の詳細、見どころや気になるシルムの用語なども紹介しています。最後には視聴した感想と評価も書いています。

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『砂の上にも花は咲く』ポスター

原題:모래에도 꽃이 핀다

画像出典:ENA

全12話

日本での配信 Netflix

2月1日現在全話配信になりました。

  • 第1話 配信中
  • 第2話 配信中
  • 第3話 配信中
  • 第4話 配信中
  • 第5話 配信中
  • 第6話 配信中
  • 第7話 配信中
  • 第8話 配信中
  • 第9話 配信中
  • 第10話 配信中
  • 第11話 配信中
  • 第12話 配信中
キム・ベクトゥ

画像出典:ENA

キム・ベクトゥ 32歳 178cm 78kg

コサン郡庁勤務のシルム選手。2019年の秋夕大会では”新星”とも呼ばれ、注目の的だったが壮士にはなれず太白級の5位で終わっている。3兄弟の3男

チャン・ドンユン 代表作:「ノクドゥ伝」「サーチ」「ソロモンの偽証」

オ・ユギョン

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オ・ユギョン 

突然コサンに引っ越してきて、日傘を常に持って歩き回る。ベクトゥは幼馴染のドゥシクだと確信するが否定している。シルム団の統括マネージャーに就任するが…

イ・ジュミョン 代表作:「二十五、二十一」「カイロス」「ミッシング」

クァク・ジンス

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クァク・ジンス

引退した元壮士。幼馴染のベクトゥを現在は嫌っているようだが、すごく気にしている。シルム団ソンウォンの新コーチ

イ・ジェジュン 代表作:「我が家のハニーポット」「ザ・ラバー」

チョ・ソッキ

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チョ・ソッキ

ベクトゥの同級生で仲のいい友人で警察官。貯水池の事件に不審な点を感じて調査を始める。

イ・ジュスン 代表作:「ピノキオ」「プロデューサー」

ジュミラン

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チュ・ミラン

ランズ・コーヒー店長。ジンスやベクトゥと親しかったようだが…

キム・ボラ 代表作:「SKYキャッスル」「彼女の私生活 」「華麗なる誘惑」

ミン・ヒョンウク

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ミン・ヒョヌク

コサンにやってきて怪しく動き回る。ユギョンと一緒に来たようだが…

ユン・ジョンソク 代表作:「王になった男」「みんなの嘘」

キャスト役名詳細
オ・ドゥシク男勝りの性格で、ベクトゥの親友。1992年8月23日生まれ 子供の頃シルムで負け知らずだった。行方がわからなくなっていたが…
キム・テジョンイム・ドンソクコサン郡庁の人気選手。優勝候補。24歳185cm,79kg。太白壮士に6度輝く
ホ・ドンウォンヨン・サンチョルコサン郡庁シルム団コーチ。自らが才能を見出したベクトゥに厳しくあたっているようだが…
パク・ドンチャンコサン郡庁シルム団監督。ベクトゥを活躍させようと考えているが…
ウォン・ヒョンジュンチェ・チルソン貯水池で遺体で上がった男性。一年近く消息不明だった。
チェ・ムソンキム・テベクベクトゥの父 シルムの帝王と呼ばれていた。引退後、朝鮮人参取りになる。
ホン・マンシクコサン郡長
ヤン・ギウォンクムガンベクトゥの兄。長男で金剛壮士。
イ・ユジュンハルラベクトゥの兄。次男で漢拏壮士。動画配信を頑張っている。
ファン・ソクジョンイム・ヒョンジャジンスの母。ジンス食堂を経営
チャン・ヨンナムマ・ジンスクベクトゥの母
オ・ジュンドゥシクの父。1980年~1990年のシルムを制した壮士
ホ・ハンチョルハムウォン市役所勤務のシルム選手。
キム・ミンソクキム・ボムスコサン郡庁シルム団選手でベクトゥの後輩。大会当日に何か目撃していそうだが…
ソ・ジョンヨンチュ・ミスクユギョンが憧れていた警部
アン・ドンミンボウン市庁の選手でドゥシクの対戦相手。元重量あげで力が強い。
チュ・チョリョン20年前に八百長の疑いをかけられ亡くなってしまう。
ウ・ヒョンパク・ピルトゥコサン郡庁シルム団OB

シルムが独特なのでわかりやすいように調べてみました。備忘録のように記入しています。

シルム 日本の相撲に似た格闘技ですが、韓国では人気が低めのややマイナーな競技として認知されているようです。

競技時間は5分間、3本勝負で競技場の外へ出しても勝ちにはならず、相手の膝から上の胴体が地面に触れるように倒せば勝利する競技のようです。

天下壮士 日本の相撲で言う横綱のような存在です。

開催された試合や階級ごとにチャンピオンになると壮士の上に名前が付くようですね(金剛壮士など)

階級は以下のようです。ベクトゥやドンソクは太白級です。

等級(韓国プロリーグ)

韓国プロリーグでは3つの等級があった。

  • 白頭(ペクドゥ、白頭山から)級(105.1kg以上~160.0kg以下)
  • 漢拏(ハンラ、漢拏山から)級(90.1kg以上~105.0kg以下)
  • 金剛(クムガン、金剛山から)級(90.0kg以下)
  • 太白(テベク、江原道南部にある太白山から)級(80.0kg以下)
出典:wikipedia

『砂の上にも花は咲く』第1話あらすじ

【シルムの神童キム・ベクトゥ】

2023年コサン端午壮士(チャンサ)シルム大会当日

コサン郡庁シルム団の選手キム・ベクトゥは壮士タイトルをかけた試合会場へ向かっていた。

ベクトゥは「今日は生涯最後のシルムの試合になるかもしれない」と覚悟を決め会場の中へと入っていく。歓声が上がり、ベクトゥは観客たちに礼をする。

大会までの道のり

コサン郡庁シルム団の練習風景が取材されていた。

”シルムの神童”と呼ばれていたベクトゥに注目しようとした記者に、コーチは「今は違いますから、記事ではイム・ドンソクを褒めてください」と頼んで彼の人気を嬉しそうに語る。

チョ・ソッキはコサン小学校同窓会の集金が行われているジンス食堂に入っていく。受付でお金を数えているベクトゥにソッキは「練習はどうした、試合を諦めるのか?」と尋ねる。

ベクトゥは「待てって、さっきまで練習してた」と数えていた金額が分からなくなり苛立っていた。同窓会名簿を見たベクトゥはオ・ドゥシクの名前が線で消してあるのを見てため息をつく。

夜になり同窓会が始まる。皆が盛り上がる中クァク・ジンスが遅れてやって来た。ジンスは「昔は皆お前との対戦を怖がっていた。”神童”に何があったんだ?」とベクトゥを挑発する。

ベクトゥは挑発に乗らず「会費を払え」とジンスに告げるだけだった。

ベクトゥは酔いながら一人で歩く帰り道で「オ・ドゥシク、お前来なかったな」と何度も言いながら猛スピードで走ってきた車にひかれそうになり、そのまま倒れて横になってしまう。

ベクトゥが目覚めると目の前に母がいて、酒を飲んで記憶がないベクトゥを叱りつける。

警官たちは事故で貯水池に車が沈み、遺体があがった現場に来ていた。刑事が遺体を確認して「チェ・チルソンが死にました」と報告する。

ベクトゥと会ったパトロール中のソッキはベクトゥが酔っ払って「今回も壮士になれなかったら引退します」と監督に連絡していたことを教える。

「監督に会ってバカな話を撤回してこい」と言うソッキは連絡が入り、遺体発見現場に向かう。

第1話あらすじ後半です。タップで開きます

2023年端午シルム大会代表会議が開かれ、大会の対戦の抽選が行われる。

コサン郡庁のパク監督が抽選を受け、ベクトゥとドンソクが対戦することになってしまいパク監督はため息をついていた。

コサンに謎の女性がやってくる。日傘を指して歩く彼女を町の女性たちが噂する。

謎の女性はランズ・コーヒーに入り、チュ・ミランに貯水池の遺体の話を聞かされるが驚かなかった。そこにジンスがやってきて、謎の女性は店を出ていく。

現場から帰るソッキは「絶対怪しい」とソウルの刑事が現場に来ていたことに違和感を感じていた。

2023年コサン端午壮士(チャンサ)シルム大会当日

2023年コサン端午シルム大会が始まろうとしていた。キム・テベクが2人の息子を連れて会場に現れる。

ベクトゥは引退する覚悟でドンソクと対戦するため土俵に向かう。

対戦が始まりドンソクに一瞬で一本取られてしまうベクトゥ。二本目は見事な返し技でベクトゥが勝利する。そして最後の3本目は両者が同時に倒れてしまう。

「どうなる?わからない?」と場内は騒然となり、ビデオ判定が始まる。ベクトゥの兄弟たちは「ベクトゥの勝ちです」「ビデオを見るまでもない」と熱く語り合っていた。

ビデオ判定でベクトゥが先に土俵に肘をついていたと放送され、ドンソクの勝ちが決まるのだった。

『砂の上にも花は咲く』第2話~第12話(最終話)あらすじ

第2話 タップで開きます。

【オ・ドゥシクについて】

ベクトゥはユギョンに「ドゥシクだろ」と問い詰めるが認めようとしない。ソッキは貯水池の事件の真相を探っていた。

ベクトゥはユギョンの正体を探ろうと調べ回る。ユギョンはシルム引退を決意したベクトゥにもう一度シルムをするように激励する。

ベクトゥはユギョンがドゥシクだと確信する。ユギョンは郡長の指示でコサン郡庁シルム団の統括マネージャーに就任する。ヒョヌクは町を調べ回っていた。

パク監督はヨンコーチと連絡がとれなくなったことをユギョンに告げる。コーチは海辺で1人車内で佇んでいた。

第3話 タップで開きます。

【彼女はドゥシクじゃない】

ベクトゥと一緒に練習場にいたユギョンのもとにヒョヌクがやってきて2人は仲よく帰っていく。

外に出たユギョンは「わざわざ来なくてもいいのに邪魔する気?」とヒョヌクへの態度を変える。

帰る車の中でヒョヌクはユギョンを先輩と呼び、貯水池の事件について話し合っていた。

ベクトゥはドゥシクがヒョヌクと結婚していると勘違いしていた。パク監督はヨンコーチから「辞めます」というメッセージを受け取り、戸惑っていた。

ボムスは行方不明のヨンコーチが端午大会の試合前に外で口論していた姿を見たとベクトゥに話す。

「俺も見た」と言うベクトゥはボムスに相手が誰だったか尋ねるが答えなかった。

パク監督は後任のコーチをジンスに依頼するが、ユギョンはベクトゥを推薦する。

ベクトゥは突然推薦されてユギョンを問い詰めるとユギョンは自分がドゥシクであることを耳打ちするのだった。

第4話 タップで開きます。

【あの日 君がしたこと】

ヒョヌクはユギョンに「チュ警部が来ました」と困った顔で告げる。チュ警部は事件当日に監視カメラでチルソンが誰かと口論していたことを知らせる。

翌日も3人は事件について話し合っていた。ベクトゥは3人がドゥシクの家から出てきた所を見てチュ警部を姑だと勘違いする。

ベクトゥはドゥシクのためにジンスとコーチを懸けて試合をすることになる。試合が始まり1本目はジンス、2本目はベクトゥが取る。

3本目が始まろうとした時、突然刑事が入ってきて「死亡事故について話を聞きたい」とベクトゥを連行する。

取り調べを受けるベクトゥはチェ・チルソンと最後に会ったと言われて驚くが、その日は酔っ払って何も覚えていないことを伝える。

外で話すチュ警部と他の刑事たちはチルソンが数十億ウォンにも及ぶ違法賭博の元締めで、極秘捜査中であることを話していた。

ミランは「あの夜屋上でヨガをしていました」と言ってベクトゥが男と争っていたという目撃情報を警察に話していた。

ベクトゥはお釣りの4万ウォンを渡せなくて自分の懐に入れてしまったことを警察に告白する。

警察はそれを返そうとベクトゥがチルソンと口論していたことがわかり呆れてしまうのだった。

第5話 タップで開きます。

【キム・べクトゥはお人よし】

ベクトゥは古いビデオに写っていたミスクを見て、彼女が姑ではないことやヒョヌクが夫でないことがわかったとドゥシク伝える。

ドゥシクは結婚していないことや自分が警官で極秘の潜入捜査中であることをベクトゥに告白する。

ドゥシクを助けたいベクトゥは選手として復帰する決意を家族に伝え、コサン郡庁シルム団に復帰する。

コーチのジンスはベクトゥだけ特に厳しく指導する。食事をするベクトゥとシルム団のメンバーたちはヨンコーチにお金を貸していたことを次々と告白する。

ヒョヌクはユギョンの正体がドゥシクじゃないかと調査を始める。

ヨンコーチが車内で遺体になって見つかり、借金を苦に自殺だと報道される。その時コーチがベクトゥとドンソクの試合で八百長していた噂がシルム団で広まっていた。

真相を探るためドゥシクとベクトゥは別チームに移籍したドンソクを訪ねる。ドンソクは八百長を何度も頼まれたがそんな間違ったことができなかったと語り、コーチが死んだことで後悔していた。

ベクトゥはそんなドンソクを「間違ってない」と激励して慰める。ドンソクはコーチが観客席の誰かを警戒していたことを2人に伝えるのだった。

第6話 タップで開きます。

【隠せないもの】

「ドゥシクのためにシルム団に戻った」と言うベクトゥにドゥシクは「あんたまさか私が好き?」と尋ねる。

ベクトゥは「そんなわけないだろう、捜査を手伝ってやりたいんだ」と戸惑いながらごまかしていた。

ミランはドゥシクの過去の情報をヒョヌクに伝え「何かわかったら教えてください」と告げる。

ベクトゥは兄ハルラが自分で撮った大会当日の動画を持っていることを知り、観客席を確認するためハルラの携帯を持ってドゥシクの元へ向かい2人で確認する。

ベクトゥはジンスから「お前は今大会にエントリーしない」と言われてしまう。それを知ったドゥシクはベクトゥを説得しようとする。

ジンスはミランに「ベクトゥさんが弱いから?」と外した理由を聞かれて「あいつは強い、俺が知る限り誰よりも才能がある、ただ才能の生かし方を知らないんだ」と説明するのだった。

第7話 タップで開きます。

【新たな日新たな事件】

自分がドゥシクだとヒョヌクにバレてしまったユギョンは「父が人を殺したらしい、20年前父はここのシルム団で監督をしてたの、その時に選手が死んだ」と語り始める。

「うわさによれば父が選手に八百長を持ちかけたらしい、でも選手は拒否して父ともめて亡くなった」

「証拠がなかったから父は無罪になったけど町の人は面白くなかったみたい、誰にも信じてもらえずに町を出た」

と語り、ヒョヌクにこの町に戻った理由を聞かれて「チェ・チルソンがいたの、この町で起きた全ての事件に関与してると思う」と説明する。

ナムハンシルム大会に仲間たちと出場するため、ベクトゥはユギョンに車で送ってもらう。

チュ警部からユギョンに連絡が入り、ヨンコーチに死ぬ前にあった着信がチルソンではなく、他の仲介者がいる可能性を知らされる。

大会前の夜、コサン郡庁のシルム選手たちは魚料理を食べていた。ドゥシク(ユギョン)が魚料理が苦手なことを知るベクトゥは「魚の気分じゃない」といって食べなかった。

朝方になり、選手たちは食あたりで運ばれてしまう。食べていなかったベクトゥが1人で試合に出場することになった。

試合前会場でウォーミングアップするベクトゥは観客席にいるユギョンに手を振る。チュ警部からミランの秘密を聞かされたユギョンは試合会場を後にする。

ベクトゥは次々と試合を勝ち抜いていく。準決勝に進出したベクトゥだったが、ユギョンの姿が見えず不安になっていた。

第8話 タップで開きます。

【覚えていること忘れたこと】

ユギョンはランズ・コーヒーでミランと話をする。ユギョン(ドゥシク)は20年の事件とチルソンの関係について話す。

ユギョンはしらを切ろうとするミランに「なにか知ってるよね」と彼女がチュ・チョリョンの娘であることを問い詰める。

ベクトゥは準決勝で善戦するが敗れてしまい、帰りのバスで落ち込んでいたがシルム団の仲間たちは「今日の試合は良かった」と褒め称える。

ジンスも「お前が神童と呼ばれていたのを忘れていたよ、とにかくいい試合だった」とベクトゥにあこがれていた過去を語り、健闘を称える。

やけ酒を飲んだベクトゥはユギョンの家の前で叫ぼうとしているところを見つかって、一緒に港に向かう。

酔っ払っているベクトゥは「お前のせいだぞ」と言い、ユギョンに絡む。ユギョンは昔のように楽しんでシルムの試合をしていたベクトゥを褒める。

ベクトゥはユギョンをじっと見つめて突然キスしてしまう。ベクトゥはユギョンに叩かれて目が覚めると自宅で朝を迎えていた。

ユギョンは歯を磨きながら「どうせあいつは覚えていないんだから」と思い出してつぶやく。

ユギョンはベクトゥと一緒に話をしながら帰る道で、すぐにベクトゥに昨日の記憶がないことに気づく。

ひらめいたユギョンはベクトゥに「願いを一つ聞いてあげるから」と、チルソンと会った事件当日の記憶を何でもいいから思い出すように頼む。

一生懸命チルソンを思い出そうとするベクトゥだったが、ユギョンを見るとキスをした場面が頭に浮かんでくる。

ユギョンに「夢の話だからな」と先日キスをしたことを伝えるベクトゥだったが、ユギョンの真剣な態度に真実だったと気付いて、恥ずかしくなってその場から逃げ出してしまうのだった。

第9話 タップで開きます。

【私たちが失ったもの】

ミランはユギョンとベクトゥに、チルソンがコサンに来てから八百長や違法賭博が問題になったことを説明し、「父を殺したのもあの人かと思っていた」と事件前後のことを話す。

チルソンの事件前後

2ヶ月前くらいからなぜかランズ・コーヒーに来るようになったチルソンは「チュ・チョリョンの件は俺のせいだ、俺が殺したも同然」とミランに懺悔する。

真実を問い詰めるためにミランはチルソンの車に一緒に乗っていた。チルソンは「お前も早くこの町を出るべきだ、父親を殺した人間はこの町にいる」とミランに危険を知らせる。

その時ベクトゥとぶつかりそうになったチルソンは車を降りていき、ベクトゥは返せていなかったお釣りを渡そうとする。

ミランはその時、車内のチルソンの携帯が鳴っているのに気づき番号を見ていた。

車内に戻ってきたチルソンを追いかけたベクトゥはフロントガラスに突っ伏してお金を返そうとしてミランと目が合う。

ずっと電話が鳴り響き、無視していたチルソンは仕方なく車を降りて会話していた。ミランは言い争いをしていたことはわかったが内容はわからなかった。

車内に戻ったチルソンは「お前が知りたいことを全部、明日話してやる」と住所を書いたメモを渡しミランを帰らせる。

翌朝には貯水池に沈んでいた車からチルソンの遺体が見つかるのだった。

現在

ミランは住所のメモをユギョンに見せる。チルソンに「渡すものがある」とも言われていたミランは「たぶんこのバッグです」と住所の民泊にあった大きなバッグを見せる。

ベクトゥがバッグを開けると大金と帳簿が入っていた。真相を知ったベクトゥはユギョンに「このためにコサンに戻ったのか」と言って驚いていた。

家に戻ったユギョンはチュ警部に帳簿とお金を渡す。警部は「帳簿も見つかったしコサンに残る必要はないでしょ」とユギョンとヒョヌクに話す。

喜ぶヒョヌクだったがユギョンは「ここに残ります」と犯人を捕まえることを宣言する。チュ警部は「あと10日だけよ、それ以上はダメ」と言って去っていく。

町ではベクトゥと夫のいるユギョンが付き合っていると大きな噂になっていた。

チルソンがいた民泊に行ったユギョンは中古車屋の名刺を見つけるのだった。

第10話 タップで開きます。

【絡み合う人生】

ベクトゥは「お前が好きだ、本当に好きだ」とドゥシクに告白する。

戸惑いながらも返事を言おうとするドゥシクの言葉を遮り、ベクトゥは「今は返事を聞かない」と言って事件の真相を探る手伝いを買って出る。

警察ではチルソンの飛ばし携帯への着信履歴が解析されコサンにある公衆電話からかけられていることがわかる。

コサンの住人が飼っている犬のシロがたびたび逃げ出して貯水池の前で捕まえているソッキは、誰かが故意に放していることに気がつく。

捜査のためドゥシクはランズ・コーヒーでベクトゥたちと捜査会議を始めようとしていた。それを見かけたジンスとソッキが入ってきて…

第11話 タップで開きます。

【犯人は平然と暮らしている】

ソッキはユギョンがドゥシクであること、ミランが殺されたチョリョンの娘であること、ヒョヌクが警官であるドゥシクの後輩であることを聞いて驚き、整理して落ち着こうとする。

ドゥシクは「八百長及び違法賭博に関する事件の調査」と説明し、貯水池で溺れたチェ・チルソンを殺した犯人を捜していること、犯人がこの町にいること、その犯人がチョリョンも殺していることをソッキたちに伝える。

貯水池でシロが掘り出しソッキが拾った携帯が、見つからなかったチルソンの携帯であることがわかるがすでに故障していて警察で調べることになった。

ドゥシクはシロをたびたび放していたのが犯人の可能性があると考えベクトゥに話す。

シロに会いに来たベクトゥは、ピルトゥがその場にいることに気付いて話かけるが「もう遅い早く帰れ」と言い、すぐに帰っていく。

シロを放す男の姿を見た住人が「その男の体格は太白級くらいだったわ」とソッキに語る。

ベクトゥはピルトゥのことが気になり調べていた。ソッキとヒョヌクは一緒にピルトゥに事件当時のアリバイを尋ねるが「家で寝ていた」と誰も証明できる人物がいないことがわかる。

ドゥシクと仲間たちは集まって犯人を見つける作戦会議を始める。ドゥシクは「帰ってきたチョリョンの娘が父親の真相を暴く証拠を握っている」と噂を流しおびき寄せる作戦を提案する。

ジンスはミランの身が危険だと反対するが、ミランは「私は構いませんよ、怖ければそもそも帰ってきてません」と協力することを告げる。

ベクトゥはピルトゥと父が飲みながら会話しているのを聞いて、チョリョンを助けられなかった過去を語るピルトゥが犯人ではないことを確信するのだった。

第12話 タップで開きます。

最終回のあらすじは冒頭20分程度内容になっています。試合に挑むベクトゥ、仲間たちのその後などの素晴らしい見どころは視聴して確かめて下さい。

興味がある方は真相に迫るおまけの欄もチェックして見て下さいね。

【砂の上にも花は咲く】

真犯人は「ミラン、君が見つけた証拠って?」と追い詰めて首を締める。

真犯人は20年前八百長を断ったミランの父チョリョンを殺したことや、全てを知りながら手を引こうとしたチルソンを殺したこと、その時チルソンが落とした携帯をシロがくわえてどこかへ持っていってしまったことを語る。

ドゥシクは当時の写真でチルソンと真犯人の繋がりに気が付いて慌ててミランの元へと急ぐ。

ドゥシクと仲間たちは合流してランズコーヒーに入ると、首にあざがあるミランが座り込んでいた。

無事だったミランは真犯人の正体をドゥシクたちに告げ、ドゥシクたちは急いで犯人を追いかけようとするが見つからなかった。

ニュースでは20年前の事件の真犯人が見つかったが、現在逃走中で全国に指名手配されていることを伝えていた。

ノスタルジックな雰囲気のする港町

独特の寂れた雰囲気のする港町は、お店や建物の雰囲気がリアルかつノスタルジックですごく良いんです。食堂や露店などずっと見ていられそうな味わいがありました。

騒がしさは少なく、どちらかというと夕焼けの似合う哀愁や切なさが漂う雰囲気が特徴的ですね。

謎の多いサスペンス要素

貯水池から上がった謎の遺体や、それを以前から知り調査しているソウルの刑事、そして何かを知っているであろう日傘をさす謎の女性の存在も気になります。

これからどういう展開になっていくのか予想がつかなくてワクワクしますね。

熱い格闘技シーン

相撲に似たシルムという格闘技要素が少し高まった競技で、主人公のベクトゥがライバルと熱い戦いを繰り広げます。

1試合がすぐに終わってしまいますが、くどさがなくて誰にでも見やすい緊張感のある体のぶつかり合いが3本勝負で楽しめます。

もしかしたら1話以降しばらく対戦はないかもしれませんが、先の展開に期待したいですね。

チャン・ドンユンの仕上げたボディ

ドンユンは「ノクドゥ伝」のシュッとしたイメージや「サーチ」での細マッチョなイメージから相撲寄りのムッチリ感ある肉体に見事に仕上げています。

第1話を視聴した感想&評価

第1話を視聴した感想ですが、様々な要素が絡み合ってとても楽しんで視聴できました。

チャン・ドンユン演じるお人好しのベクトゥは酔っ払ったり母に叱られたり、誰でも親しみやすいキャラクターなのが魅力的ですね。

謎多い女性(まだ名前が出ていません)や、ベクトゥを嫌っているのか激励しているのかわからないライバル?のようなジンス。

そしてベクトゥの友人で警官のソッキ、それぞれの家族も登場し、ベクトゥの父や母はもちろんジンスの両親もストーリーに関わってきそうです。

登場人物が多くて、それぞれ今後どのように絡み合っていくのか先が楽しみです。

まだベクトゥやジンスを知るカフェの店長ミランや、秘密がありそうなベクトゥの親友?ドゥシクの存在も気になるところですね。

そして貯水池で遺体が上がり、何かを隠しているソウルの刑事が調査に来ているサスペンス要素も本編とどうつながっていくのかワクワクしますね。

現在の評価はです。思ってた以上に謎が多くて楽しめましたが、これからがさらに面白くなっていきそうですね。

次回も楽しみにしたいと思います。

序盤の感想(第6話まで)

第2話を視聴した感想ですが、やはり面白いです。今回からユギョンがしっかりと物語で紹介され、おそらく正体もすぐにわかりそうな雰囲気です。

ストーリーはあまり進まなかった印象ですが、今回も映像が美しくヒューマンドラマと軽めのコメディ要素も楽しめました。

過去に何が起こったのか、そして現在の事件や人物たちとどう物語が絡み合っていくのか、この先にも期待したいですね。

第4話まで視聴しました。そこまでシリアスではないですが、やはりサスペンス要素が強めに感じました。警察がかなり絡んできて、隠されたドゥシクの過去がキーポイントになっていそうな気がします。

田舎の港町で起きた複数の事件が果たして何を意味しているのか、これからさらに面白くなってきそうです。今のところシルムの試合はあまりないですね。(少しだけありますが…)

田舎のゆったりとした雰囲気とサスペンスが絡んでいく様子が「椿の花咲く頃」にも似た雰囲気がありますので、興味がある方はぜひ視聴してみてくださいね。

第6話まで視聴しました。

第3話あたりまでは少しダレそうな感じもしましたが、第5話第6話はしっかりと楽しませてくれました。

ただシルム要素を期待している方は、今のところ練習風景がメインで試合はほとんどないので気をつけてください。個人的にはとても見やすいバランスだと感じます。

町の美しい映像(ランズ・コーヒーもいいですね)やベクトゥとドゥシクのやり取りが面白くて癒やされます。

シルムや真相を探るサスペンスもあって楽しみながらあっという間に見終わってしまいました。

サスペンスがメインなのに殺伐としていなくて、アコースティックを基調とした音楽と、どこかゆるいノスタルジック感がとっても心地よく視聴させてくれます。

現在の個人的評価はです。今のところかなり面白いです。雰囲気が合う人はずっと見ていられるような素晴らしい仕上がりです。

最終回まで視聴した感想&評価

少しだけネタバレしています。タップで開きます

ミランとヒョヌクやジンスが恋愛に発展するかと思いましたがそこまではやりませんでしたね。でもみんな再び仲良くなったのでその後にもしかしたら幸せになっているかもしれませんね。

正直犯人に関しては誰?って感じでした。せっかくシロだったり、町の人間であることなど伏線みたいな要素が色々あったのに動機などもシンプルすぎてちょっと残念に感じました。

個人的には郡長がかピルトゥが怪しいと思ってたんですが、郡長は後半ほとんど出てこなかったですね。

しかしそれを上回る雰囲気の良いラストは素晴らしかったです。最終的にはノスタルジックな愛と友情の物語といった感じでしょうか。

結局ミステリー部分はおまけだったのかなという印象ですね。しかしそのおまけに惹きつけられてグイグイ見てしまって結局楽しめましたので良かったんだと思います。

とにかくチャン・ドンユン演じるベクトゥが魅力的でしたね。純粋で不器用でお人好しな愛すべきキャラクターの彼が、本作のどこかゆったりとして温かみのある雰囲気を作り上げていました。

映像も美しくとられていて構図や光の加減などが他のドラマと違い、港町のリアルな風景の美しさを感じさせてくれました。

本作を最後まで見た個人的評価はです。

正直ミステリー部分の種明かしにもう少し驚きなどがあればもっと面白かったのにという残念な部分がありましたが、ベクトゥとドゥシクのピュアなラブストーリーや、同級生たちとの友情物語の素晴らしさ、映像の美しさでこの評価になっています。

これから視聴しようと思っている方は、序盤を視聴してその雰囲気が気に入れば間違いないと思いますので、ぜひ楽しんでみてください。

おまけ

犯人が登場するシーンを抜き出してみました。

犯人登場シーン タップで開きます

あの人が犯人だっていきなり言われてもピンと来ない人も多いと思います(私だけじゃないですよね)なので、今までどこに登場していたかざっくりとリストアップして見ましたので興味がある方はチェックしてみてくださいね。

  • 第2話 10分付近 コサン郡庁OBたちが集まり喋っているシーンにいます。
  • 第4話 30分~50分 ベクトゥとジンスの試合の観客席からしばらくちょこちょこ出てきます。
  • 第5話 14分付近 周りの奥さんたちと噂話をしています。31分付近 コサン郡庁OBの集まり。
  • 第6話 14分付近 ソッキが聞き込みに来ている店にいます。
  • 第7話 21分付近 店番を頼んだのにと妻に怒られます。49分付近ベクトゥの試合をTV観戦するOBたちの中にいます。
  • 第9話 26分~31分付近 露店の前で噂話をしてピルトゥたちとユギョンの様子を見に行き、ランズコーヒーへ。
  • 第11話 36分付近 ランズ・コーヒーに集まるコサン郡庁のOBたちの中にいます。

こうして確認してみると序盤はちょこちょこ印象的に登場していたことがわかりました。後半は犯人がわからないようにあまり登場させていないようですね。

あまり気にしていなかったので、もっと町の住人に序盤から注目していれば驚きがあったかもしれませんね。

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